今日夫は社員さんと飲みに行くと言っていた。

 

なので私と娘二人は自宅で冷蔵庫の中の余り物を整理するべく、

 

余り物を炒めて、スープにして~・・・と、

 

名もなき適当料理をしてお腹を満たした。

 

そして、食べ終えたのが18時30分。早っ・・・。

 

早くに食べ終えたので、車で実家に向かってみた。

 

餡子の大好きな父に軽い手土産を持って。

 

胃がんを経て7年が経った母へお腹に優しい和菓子を持って。

 

実家に着くと娘二人はじじばばに真っ直ぐに走って行き、抱き付いていく。

 

そして。

 

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母が点てたお茶を頂くのだ。

 

「あらら。懐紙がないわね」

 

と、キッチンペーパーで代用。

 

私は子供の頃、母が御茶を点てている姿が大好きだった。

 

見慣れた何の変哲もない畳の部屋が、母が正座をしてお茶を点てている時間だけ、

 

違う空気を纏い出す。特別な空間になっていく。

 

優しく軽やかな雰囲気になり、茶筅が茶を点てる音が響く。

 

シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ・・・シャシャシャシャシャ・・・・・

 

お茶もお華も習っていたという母。

 

土手に咲く、野花を摘んで帰ると

 

プリンの空き瓶に可愛く飾ってくれる母。

 

その飾った瓶はお手洗いに品よく飾られ、一瞬にして花は再び命を燃やし始める。

 

まるでそこがもとの居場所だったかのように。

 

大病をしたにも関わらず、いつも笑顔でいる。

 

いつまでも

 

何歳になっても

 

母を越えられない。