昨夜夫が帰宅してきたのは深夜の1時30分頃だった。
布団に入って待っていた。
帰宅した夫はまずシャワーに向かった。
「指輪どうだった?」
「あぁ、すごい綺麗な指輪だね。自分で選んだの?これ。でもね、サイズが大きすぎるから、サイズ直しに行くね。それから着ける」
「え!大きかった?そうか・・・一応な、わしが選んだよ」
「すごいね。センスいい!ダイヤが七色に輝くのがよくわかるよ。ありがとうね。嬉しい」
「まぁな、このぐらいのことしないとな。その代わりわしは家の事全く何もしないしね」
家のことをしないからくれるということは、やはりありがとうの気持ちがこもっているのだろう。
嬉しい。
シャワーを終えた夫がパンツ一枚のかっこうで布団に入ってきた。
優しくても誠実でも、ヒロシのパンツ一丁の姿は相も変わらず長州小力感が半端ない。
その姿に嫌悪感を抱かなくなった。
太っててしんどいだろうな・・・と思う程度である。
夫は布団に入ってくるなり、私の身体をぐっと締め付けてくる。
「2日してないから早くこうしたかったよ」
「私も」
夫は鼻息を荒げている。
たった2日、夫婦生活をお休みしただけなのに。
元気だな・・・
夫は私の上着の下へ無遠慮に手を忍ばせてきて、その感触を確かめるように触っている。
いつものことだが、下腹部は殊更時間を掛けて触れている。
飽きないらしい・・・w
「ここ、そんなに気持ちいいの?」
「うん。子供の頃、砂団子作っただろう?あれでサラサラの砂集めただろう?しなかった?」
「うんうん!やったやった」
「あのサラサラの砂の感触」
砂wwww
まさかの例えで吹いた。
それでも夫は真剣だ。wこれぞヒロシスタイルなのだ。お笑い芸人にでもなったら、自分の意図しないところで皆に笑われているタイプだろう。
そして夫は私の身体中に唇を這わせた。
夫は焦っている。昨夜は焦っていた。
「もういれていい?」
「もうちょっとキスしたいよ」
「もうっ##」←怒っているww 怒らなくても!w
怒ってても好きだよ。
私も夫がより興奮するように、より焦ってしまうように、餌を待つ犬のように夫を見つめながら唇を合わせた。
「あああっ、もういい?いいだろ?」
気が急いているのが分かる。
「もうちょっと」
「そんな待たせるなら今度ハルが待てない時にずっといれてやらないよ」
と言いながら私の足を抱えたまま入ってきた。
その瞬間は、生あたたかい波に揺られ、目まいに似た恍惚感が訪れる。
ヒロシは入って来るときに必ず「ぬぁ~っ」と言う。
私の足の間にいる夫は、私の腰を持ち、重なり合ったところが密着するようにぐっと体を引き寄せる。
身体を前傾にし、私の首元に唇をあててくる。
ぁぁもうだめかもしれない。
そう思うが、もう少しこのままがいい。
ヒロシは私の腰を掴んでいる。
あ~、あ~・・・と言っている夫と、それに応えるように声が出てしまう私は、
二人だけの世界に入り込んでいた。
「ハル見て」
重なり合った二人を体を少し起こして見てみろという。
少し体を起こしてみると、恥ずかしい。正常な感覚と、快楽に浸って己を忘れかけている自分との間で、
見ろと言われて見るがやはり恥ずかしい。完全に羞恥心を捨てきれない自分がいる。
「白と黒だな、見てみ、ハル。綺麗だろう?」
確かにヒロシの肌は焼けていて茶黒い。
一方で私の肌は陽に当たることも無く、生白い色をしている。
そんなことよりも腹部が力を持って膨らんでくるのがわかる。
「きもちいい・・・」
「泣いてるの?」
泣いているように聞こえるんだろうか。泣いてはいないが、泣きそうだ。
そのまま、私はそこで快楽の鋭い一線が身体を貫いた。
声も無く、身体だけが波打つ時間。
それを夫は腰を掴んで私の身体を持ち上げた。
上半身を持ち上げられ、身体を起こした。
私が身体を起こすと、今度は夫が後ろに身を倒し、仰向けで寝るような形になる。
その仰向けの夫の真上に、覆い重なるように私は重なっている。
ヒロシの上にいるが、跨って踊っているわけではない。
ヒロシの上にそのまま、足も広げることなく、まるで一反木綿が夫の上にペロンと乗せてあるかのように、重なっている。
真っ直ぐに足を伸ばしているが、まだ重なっている。
「ハルわしいきそう。ハルは?」
夫は息を乱しながら必死でいきそうだと訴えてくる。
なぜかエッチの時の一人称が“ワシ”になるヒロシw
私も同じ気持ちだ。
意図しないところで腹部に力が入り、それが弾ける。
よく張ったギターの弦がパンッと切れたかのように、ぐったりとした。
ヒロシは私がそうなったのを確認すると、「ハル!」と私の名前を連呼しながら
あぁぁぁぁっ、と言って中で果てた。
私から溢れてくるヒロシを、夫は丁寧にティッシュで拭きとりながら、
また一緒に横になるのかと思えば、
また私へ入ってきた。
まさかの二回戦・w・