友人らは私を二次会にもと引き止めた。

 

予定は予定なのだから仕方なし。

 

元気に笑う同級生らと挨拶を済ませて、美晴とタクシーに乗った。

 

現実という空気感に戻った。

 

「ハルは白石と佐々木に言われてたじゃん。私は倉持に言われてさ。」

 

と美晴が言う。

 

同窓会ってそゆの目当てじゃないでしょ?w

 

「え~!」

 

「皆酔っちゃってるからね。お酒の力ってのもあるでしょ」

 

と美晴は言う。

 

まぁそうかもしれないな。

 

美晴と目を見合って笑った。

 

シュンには、皆元気だったことだけを明日メールで報告しておこう。

 

まだ咳が治まらず、見舞いに行けていないのだ。

 

**

 

そして私は自宅に着いた。

 

帰宅一番に手洗いとうがいを済ませ、ヒロシにメールを送った。

 

“無事に帰ってるよ❤”

 

キッチンに行くと、飲みかけたコップに放置してあるコーヒーや、

 

汚れがついたお皿などがシンクに放置してある。

 

この場所に立ち、やっぱりここは私のお城だなと感じた。

 

誰にも邪魔されず、自分の素直な感情を出せる場所である。

 

明日は夫婦で参加しなければならない忘年会がある。

 

地域の忘年会だ。

 

いまどき、一品持ち寄りの忘年会なのだ。

 

キッチンの食器を綺麗に片付け終えるとスマホが鳴った。

 

夫からだ。

 

“おつかれさん、何もなかった?愛しているよ”

 

ふふ・・

 

相変わらずだなw

 

お風呂を終え、念入りに化粧を落とし、ササっと髪を洗い済ませた。