昨夜夫がとりあえずの仕事を終わらせて自宅に戻って来たのは深夜2時だった。
眠たかったら寝てていいよ
というメールを受け取って、少しウトウトしていた。
それでも、玄関の鍵がガチャっと開く音で目が覚めた。
夫は手洗いとうがいとを済ませると私の布団に入って来た。
「遅くなったよ~・・・寝ている?」
「起きてるよぉ・・・ちょっと寝てた」
「どうする?今日はもう寝る?」
今までは私優勢だった気がするが、いつの間にかヒロシ優勢気味である。
一体どういうことなのかwww
ここ一ヶ月の間に、回を重ねるごとに確実に進化しているヒロシ。
私は思った。
きっと私が初めてだったんだろう(多分)・・・と。
私は首を横に振った。
途中まで起きて夫を待っていたのだ。・w・
まるで飼い主に忠義尽くす犬の様に・w・!
「する?」
夫が私の隣で人魚座りをしているwwよくお腹が出ているので人魚ではなく完全にトドだが。
どこまでも二枚目にはなれない夫だが(笑)、その姿勢のまま私の髪を撫でてくれている。
うんと頷いた。
「ハルも好きだな」
なんだそれ~!!!
なんかやりマンみたいなその言い方やめてw嬉しくない
そして夫が私の身体を弄んできた。
平常通り、髪の毛から脚までを撫でていく。
そして中でも最も時間を費やすのが下腹と首元なのだ。
これはヒロシのフェチであるらしい。
私も夫の太ももに触れたり、首に手を回したり、キスをしたりしている。
決して私も受動的なだけではない。
よく出たお腹は、手でポンポンとやってみた・w・
ペチンペチンと乾いた音が響いてクスっと笑った。
夫も笑っていた。
「ちょ、やめろーどうにかしないといけないなー」 と。
夫が下腹から次に向かうのはウエストで、毎度どういう儀式なのか、
両手でウエストを、まるで首を締めるような感じで触って来る。
「それ・・・それいつもしてくれてるけど、どういうことなの?」
聞いてみた。
「いや、ここに胃とか肝臓とか膵臓とか腸とかがあるんだろ?絶対ないだろう!ここには!と思って。」
いや・・・
胃袋はもうちょっと上の方だと思うし、その辺は肝臓とか大腸とかなんじゃないのかな・・・
と思いながらも、謎が解明したのでそれでいい。
すると夫が
指で尺を図る動作をしてくる。
「くすぐったいんだけど・・・ww」
「あぁwごめんごめん。」
新しいフェチでも発動したんだろうか?・w・
お互いに、唇を触れ合わせた。
不器用で、分厚い、どこに行くあてもない口付けだった。
インバーターで溶接されたかのように、いつまでも唇が重なっていた。
夫の生温い鼻息を感じる。歯を磨いたせいか、ミントの香りがしている。
その口付けで、夫が今日も変わらずに私を愛してくれていることがわかる。
たった口づけ一つで、愛がわかる。
私も夫に応えるように、優しくそっと、夫の唇を包んでいる。
事務所の上でシャワーを浴びて来たのだろう。牛乳石鹸の匂いがする。
そして、耳のそばからは夫の加齢臭もする。
「ハル愛してるよ」
「あいしてる」
短い言葉を交わしながら、お互いに口付けに夢中になった。
ヒロシは既に元気いっぱいになっているが、いつものように焦るような素振りはない。
私に飽きたのか、ずっと見たいと思っていた私の裸を遂に豆電球で見て目標を達成した感でやる気があまりないのか・・・
少し不安になった。
いつもはまるで自慰行為すら許されていなかった青年かのように、
私にむさぼり付いてきていたというのに。
その挙動のひとつひとつに、今までとは違うしっかりと余裕を身に着けている。
いつもなら既に果ててしまっている時間を使って、キスをしている。
なんということだ
滅多に汗などかかない私の身体も汗ばんできている。耳が熱い。着火するんじゃないかというほどに熱い。
「熱い・・・」
「え?熱出た?」
どうしても私を病人にする癖が発動するらしいw
「ううん」
「入れて欲しい?」
なにぃ?w
上からww
やっぱりヒロシ優勢になっているw
一体何が起こっているんだw
うんと頷いた。
すると
「もう少し後でね」
と言う。
えー><;
我慢の限界w
夫は唇を離して私の身体の両サイドに腕を立てて私を見下ろしている。
「こことね、こことね、ここも好き。ここはね、肌の下に青い血管が通ってるのが見える。こっちには赤い血管が見える」
動脈と静脈だな・w・
ヒロシは新しいフェチを確立していっている。
どうでもいいが、元気なヒロシが下腹部に当たっている。
どうにかしてみようか。
そっと触れてみた。
春先の筍のようだな・・・w
「あぁぁぁ~手、動かさないで」
という。
そう言われると動かしたくなるのが人間の性である・w・
ヨイショ、ヨイショ・・・
「ぐぁぁぁぁぁ出そうになるから」
いや、それは困る・w・
動きを止めた。
ていうかいつ入れてくれるの?・w・
とは言えない。
甘えた声を出してみる。
「あぁぁぁぁもぉぉぉ」
と言った後に、ヒロシは私の足を開いてグっと入ってきた。
一度、入り損なって、右側にシュっと反れた。
「ぁ・・・」
「ぬぁ・・ハル!入れるよ!」
と気合も入れ直している。
ぁぁ;;
すごく気持ちがいい
私たちは、セックスレスだった7年を取り戻すかのように、
愛し合っている。
私はまるで溺れかけている人のように、ヒロシの身体にしがみついていた。
ヒロシが何度も何度も私の名前を呼ぶ。
私も、夫の名前を呼ぶ。
相変わらず、“さん付け”である。
最初にセックスの時の声を、アンアンと文字起こしした人は一体誰なんだろうか。
文字通り、その四文字が自分の唇から弾き出される。
ヒロシの動きに伴って一定のリズムで弾き出される。
ヒロシはうなる獣のような声を出している。
私たちはお互いの体温の中に完全に落ちていった。
「ハル~もっと顔見せて」
片腕を曲げて顔を隠すように目の上に置いていた。
腕を伸ばしてヒロシを見上げると、苦しそうな表情をしている。
「苦しい?大丈夫?」
黙って首を横に振っている。
「いや、苦しゅうない!気持ちいいだけ!」
く・・・・苦しゅうないwwwwwwwwwwwww
何時代www
やばいもうww
笑いそうになるのをグっと堪えたので、小さく咳き込んでしまった。
ゲホゲホw
「あ、出る!」
えっ