仲のいい友人に、そういえば専業主婦の子がいた!
もう、あまりの腹痛で冷や汗なのか脂汗なのか分からない汗がじんわり出てくるので、
いっそのこと友人に家に来てもらおう作戦。
私という人間は何かしらの仕事を与えてもらっていれば、まずそれをクリアしようと脳みそをフル回転させるので、
痛みも忘れるらしい。(ヒロシなんかよりもずっと単細胞だったりして・w・;)
いっそのこと仕事に出てしまおうか、と思ったが、
色々なリスクがあるのでやめておく。
自宅に持ち帰っていたちょっとした仕事をしている間は腹痛の波は来なかった。
謎すぎる。
既に友達が到着しており、我が家のキッチンでお粥を作ってくれている。
お粥なら私が作るしいいよ!
といっても、面白い手順でお粥を作り出した友人。
手際がいい・・・。
やっぱり持つべきものは友だな。
この友人、美晴という。美晴が昔彼氏と別れたとき、夜中に無理矢理連れ出して夜景を見て回ったっけな。
「きれい~・・・彼氏と見たかったな」
そう言って自分の感情を何に気遣うわけでなく素直に言える美晴を、心底可愛いと思った。
美晴にもっと素敵な彼が出来るようにとずっと思っていた。
魅力的な美晴にはちゃんと彼が出来、今の旦那様となっている。
一番難しい「平凡な幸せ」を手にして幸せな家庭を築いている。
13年前に私が夫を亡くしたとき、美晴は辺鄙な田舎町まで車を飛ばしてかけつけてくれた。
何も言わず何も聞かず、ただただ肩を抱きしめてくれていた。
本当に女性らしい女性だ。
エリア88に出てくる津雲涼子のような女性だ。
良妻賢母とはまさに美晴のことだと私は思っている。
そんな美晴に、
「今日は空が突き抜けるほど青いね。外行かない?」
と言うと
「その体調で?そんなだからヒロシさん、ハルにイライラきちゃうのよ。分からない?」
と言う。
そうなのか・・・とぐうの音も出ない。
(´>ω<`)
「でもほんと綺麗ね~久しぶりにこんな秋空見るね。当たり前だけどさ、この空ずっと世界にも繋がってるっていうからすごいよね~あんた、イギリスの友達に家族で会いに行ったらどうなのよ?」
もう泣きそうである( ´;ω;` )
“空が綺麗”というたったそれだけのことで、ここまで感情のひだの部分を撫でられた気持ちになったのが
とても久しぶりだったから。
そう、美晴とはこんな会話がずっと出来る。
別にヒロシにそんなことを求めなくたって、美晴がいるじゃないか。
そう思うと気分がパっと晴れた。
気分がパっと晴れた瞬間に、レースのカーテンの隙間から陽の光の筋が、今いるベッドに一直線に伸びてきた。
娘たちを見て感じる幸せと同じ幸せを、美晴にも感じている。
リラックスしたせいか、なんなのか、
ものすごい吐き気でトイレに駆け込んでしまったw
それを見て美晴が一言。
「ハルあんた妊娠してるんじゃないの?」
ないないないないw
セックスレスだって言ってるじゃんw
「そう?どうしたんだろうね。一回大きい病院に検査に行ったほうがいいんじゃない?」
と美晴は言う。
今までもそうしてきたけど、原因不明なのだ。
なかなかこの娑婆世界に適応しない体を持って生まれて来てしまったようである・・・。
でも図太く逞しく生きていけそうである・w・b