「好き」・「嫌い」・「生理的に受け付けない」
女性はこの3つがハッキリしていると何かで聞いたことがある。
まぁ・・・そうね。
知人に夫を紹介してもらったとき、「普通のオッサン」だった夫が、
今では「生理的に受け付けない」領域にカテゴライズされてしまった。
別に私は潔癖なタイプなんかではない。
むしろ、大雑把なほうだと思っている。
でも、産まれも育ちも違う男女二人が、一つ屋根の下で生活を共にするのならば、
今までの自分のルーティンを妥協して、共に暮らす相手との折り合いを見つけて生活をしていくものだと思っている。
「私はこうだから」 「俺はこうだから」
と言い放ってしまうのは簡単だが、それって
「だからあなたの方法や考えには従いません」
という枕詞がついている様に感じる。
まるで努力を放棄した思いやりの欠片もない人間のように。
うちの夫は49才まで独身だった。
自分で稼いだ金は全て自分でどうにかできて、特に趣味もない夫は株にそれらを投資して、
マンションが建つほどのお金を損失したこともあるという。
バーカ・w・
そのとき、義母がどうにか手助けをしてやったと聞いている。
うちはそうでもないが、義母はこのあたりの地主であり、つまりお金持ちである。
豪快で節約家の義母である。
嫌いではない。有難く思っている。
そんな義母。
一度噛んだガムは一回じゃ捨てない。
↑
驚愕・・・
初めて義母の家に行った時に、こたつ机の角や家の柱にガムがペっと無造作に貼りつけてあった。
(。´・ω・)ん?
これはぁ・・・
新しいインテリア?ナニ?流行ってんの?
不思議そうに見つめていると義母が
「うひゃひゃひゃ。それね、わたしゃ、一回でガムを捨てるの勿体ないから、そうやって貼りつけておくのよ。それで口寂しくなったら、
またそこからヒョイと取って食べてるのよ!」
と、言う。
正直、ドン引きした。
汚い>< 汚い>< 汚過ぎる>< いーやーだー><
煙草もそうだ。
長さもう3㎝くらいしかない煙草が数本灰皿にペっと置きっぱなしになっている。
私が捨てて綺麗にしようとしたら
「ちょ!ハルちゃん捨てないで!それまだ吸えるし!!」
と言う。
・w・;
ついていけません。
さすがに義母本人の前で、「汚いと思います」なんて口が裂けても言えなかったが、
汚いな、と思っている。
年輩の人が節約家であるその暮らしぶりには敬意を持ってはいる。
でもでもでも
さすがに・・・。ここまでくるともう・・・。
ヒロシは基本的に神経質な性質である。
自分が「こうだ」と思ったことに反することをしたり見たりすると、黙ってはいられないようである。
妥協点を見つけてくれ・・・。
しかーし、
ヒロシが使ったあとの洗面所には、
あれ?黒カビ生えてる???
と思うような剃った後の髭があちこちに散らかっている。
せめて流しておいてくれないか?・w・;
一回使った爪楊枝、何度も使うからってダイニングテーブルの上にマイボトルみたいにキープしとくのやめてくれないかい?
爪楊枝なんぞ1本の値段なんて知れてるぞ?
それよりな、
毎度コンビニで「電池代」「電池代」つって、菓子を買い食いして
それを会社の経費で落とすの止めてもらえないか?
節約するならソコだろwww
いつもヒロシの生き方を理解しようとすればするほどに、
「生理的に受け付けない」領域になっていく・・・
自分は「汚い扱い」されると瞬間湯沸かし器のように激昂するのに、だ。
なのに私の父と二女が仲良くしていたり、長女が仲良くしていたりすると拗ねるのである。
そして、うちの父を蔑んだような発言をサラっとする。
最初の頃はその発言に対して「それはないんじゃないの?」と私は反論して怒っており、喧嘩になったが、
今はもう
またクソヒロシがクソみたいなこと言ってらー
と聞き流している。
ヒロシは聞き流されても平気なメンタルを持っているからである。
とにかく、自分が発信したいことを発信してしまえばそれでいいのである。
長年研究し続けてそうなのだということに気付いた。
本当に残念な生き物である。
今朝、朝食の時にはヒロシはご機嫌だった。
テレビCMから流れてくる音楽を珍しく口ずさんでいる。
「♪ダン、ダダン~ダダ~~ン♫」
斬新な鼻歌だな・・・おい・・・
ふんふん♫じゃなくて ダンダン♫かよw
面白すぎだろー!w
そして夫が唐突に聞いて来る
「最近ちゃんと生理来てる?」
きもっ!!!!!∑(゚∇゚|||)
なにっ!?
「いや、来てるよ・・・なんでまた・・・」
「いや~ちゃんと夫婦としての会話しないとな!」
は?私の生理の周期なんて聞いてきたこともないじゃない。
それを何を唐突に!
それに生理来ないわけないだろ!
セックスレスなのにwww!
それとももう上がって女性終了したとでも思ってたのか?
どっちにしても不可解な発言だしなんかキモいな・・・
そしてヒロシはご機嫌に続ける。
「夫婦だからすべきことはちゃんとしないとな!」
いや、もうマジ 無理過ぎる