つい先日、夫がチーズはどこへ消えた? [ スペンサー・ジョンソン ]という本を買って読んだという。

 

ほぅ・・・

 

夫の部屋にある本は、我が家の家業関連の資格試験本であったり、

 

松下幸之助さんの経営学の本ばかりである。

 

そのほかの本で私が記憶しているのはゴルゴ13ぐらいだ。

 

それに私は夫と結婚してから夫が読書をしている姿なんぞ一度も見たことが無い。

 

珍しいこともあるもんだなと思って相も変わらずベラベラと喋り倒す夫の話を適当に聞いていた。

 

「チーズはどこへ消えたっていう本を買って読んだんだけど、思いのほか面白くてな。もう4冊買って、社員で回し読みできるように渡した。パートさん用にも買った。」

 

タイトルと、大まかな内容は知っていた。

 

全て読んではいないが、書店に並ぶその本の最初の2~3ページを目にしていたからだ。

 

最初の2~3ページを読み、真ん中辺りのページを適当に開いて1ページ程度読む。

 

それだけで著者が言わんとしていることというのはなんとなく解るものだ。

 

それを夫は必死になって私に話している。

 

相変わらず早口で何を言っているのか聞き取れない部分も多いし、夫の口癖である「あのぉ~~~~~~~~」「え~~~~」が多く長いため、聞き疲れる。

 

「読んだことある?」

 

と聞かれたので

 

「2~3ページはね」

 

と答えた。

 

うちの会社が今後指針を変えて行かなければならない時期にあと数年で突入する。

 

その時のことを考えると夫は不安なんだろう。

 

気持ちは解る。

 

社員を、社員の家族を守らないとならない、自分の家族もそうだ。

 

「つまりな、チーズを見つけるためにしないといけないことというのはな、」

 

「変化に対応出来る人間であれ、ってことだよね」

 

と言うと

 

「読んだの?」

 

と。

 

「ううん、2~3ページだけね、紀伊国屋で少しだけね」

 

と言うと

 

「それなら解ってないはずだ。俺が言いたいのはな、」

 

と言うので、

 

「社員さんにその本配って、仕事でも人生ででもその本が指標になるといいね。日々起こる出来事や仕事って決して一定じゃないものね。数学的にもそうなんだよ~いい時は決して続かない。」

 

と言うと夫はもはや何も言わなくなった。

 

私以外のものにはすぐに影響されるのだ。

 

そんなこと、スペンサージョンソンが言う前に私言ったじゃん・w・;

 

私の言うことは微塵も聞かないらしい。憎たらしい~!!w

 

 

 

ヒロシはまるで神様が書いた本に出会ったかのような語りぶりだった。

 

まぁね・・・

 

男性はロマン交えて話したいだろうしね。

 

ヒロシのロマン・・・

 

 

 

 

 

なんか共有したくなーーーい><!