今から5億7000万年~5億1000万年前(カンブリア紀)、たった数百万年の間に生物の種類が爆発的に増えました。
これを「カンブリア紀の爆発」といいます。
それまでの生物は、酸素エネルギーを中心とする軟らかい軟体動物(エディアカラ生物群)がほとんどでしたが、カンブリア紀にはいると硬い外骨格をもつものもでてきました。
これは、他の動物を食べて生活する動物、肉食生物が現れたため、自分の身体を硬い骨格で覆うことで身を守っているのです。
さまざまな環境の中で多種多様な生命が生まれ、さまざまな偶然にであって、絶滅し、変異し、生き延びる種がありました。
そうして生き残った種が、現在へ続く進化の起点となったのです。
生命は、両生類(りょうせいるい)や爬虫類(はちゅうるい)が現れ始め、哺乳類型爬虫類も現れました。
哺乳類型爬虫類は、三畳紀に大繁栄した爬虫類で、私たち哺乳類のように歯があり、足で身体を支えて歩いたといいます。
三畳紀後期には哺乳類に進化するものもありましたが、三畳紀も終わりに近づくと、彼らは急激に衰えていきました。
そして、哺乳類型爬虫類に代わって地球上を支配した生物 - それが恐竜です。