#1「日常の食卓プロジェクト」を開始! | 絵本読みたがり屋けんちゃんの 絵本あれこれ日記

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絵本のことや、保育園での仕事のことや、映画のことや、芝居のことや、気が向いた時に書きたいことをブラブラと書いています。

【作業ゲーの夕飯と親父のお雑煮】

僕の食生活は単調でして、

毎日ミックス野菜と鍋の素を買っては

IHコンロで温野菜をグツグツし

ご飯をお供にモグモグすると。

 

食べることを楽しむなんてものは皆無で、

ほぼ作業でしかない。

 

けれどそんな食生活を送っているから、

お正月に実家に帰り、

父親・兄貴・兄嫁・僕で

おせちを食べるとその美味しさに

ビックリする。

 

特に親父お手製のお雑煮は

母さんの味を追求しているようで、

母さんが作る味とほぼ同じ。

 

口にすると、

懐かしさと

親父の「僕らのために作っている

ことが伝わってきて

嬉しさが込み上げてくる。

 

毎日作業として食べている食事だけど、

この時は食べるって美味しいんだな

思い出させてくれる時間。


 

 

【映画ピクニック】

今ではあり得ないんだけど、

昔の映画館はすごくゆるくて、

館内でお弁当を食べても

怒られなかった。

 

我が家は週末に家族で映画を観にいく

ことが多く、夕飯を食べていたら

映画の時間に間に合いそうにない時は

おにぎりを作り観に行っていた。

 

気分は

ピクニック気分です。

 

館内に入り座席に座ると、

本編が始まるまでに

僕・兄貴・母さん・父さんは

おにぎりをモグモグする。

たまに唐揚げもあった気がする。

 

大音響のサウンドと

暗がりの中で食べる

おにぎりは特別な感じがして

すごく美味しかった。



 

【甘いもの好き大臣】

さっき僕は食事は作業と言ったけど、

そうではなくてとびっきり美味しく

1人テレビを観ながら頬張る時もある。

 

それはどんな時かというと、

今週も頑張ったなー僕!!

の自分にご褒美として買う

西友のチーズケーキや

コージーコーナーのシュークリームを

モグモグしている時。

 

チーズケーキの生地が床にこぼれないよう

おっとっと!と気にかけながら食べたり、

貴重なカスタードが無駄にならないよう

アングリと大きな口を開けて食べる。

旨し。

 

甘いもの大好き人間な僕は、

ことあるごとにご褒美と称し

買っているので

ご褒美あげすぎ疑惑もあるが。



 

【美味しいは嬉しい場ということ】

お正月に親父が作るお雑煮に

映画館で食べるおにぎり&唐揚げ、

両方とも料理それ自体が美味しい。

 

けれど僕の記憶にここまで残り続けるって、

調理が生み出す美味しさだけではないと思う。

 

​​​​​​​家族で食べるという場が、

美味しさの隠し味なのかなと

思うわけです。

 

自分へのご褒美として買う

甘いものは、

週末という空気感に

頑張ったで賞を自分に

授与しているという

気の持ちようが

美味しさを際立たせている。

​​​​​​​

本当に美味しい食べ物って、

場が生み出すものなのかなと

僕は思うわけです。



 

【食事の1冊】

食事をテーマにした絵本で、

こんな絵本がある。

 
<出版社の紹介>
「たべること」は、いわうこと、なかよくなること......。 
あなたの「たべること」は なんですか? 
 
実穂ちゃんの毎日は、
たくさんの「たべること」で、できています。 
 
タイからやってきた友だち、
家族みんなで世話をした田んぼ、
仕事をしながらの一人暮らし、
思いがけない再会......。
 
た べることは生きること。
人生の様々な場面で 
人はたべることによって 
通じあっていくのではないでしょうか。 
 
一人の女の子の成長を見つめながら、
いのちのつながりを感じる絵本です。
 
 
数々の賞を受賞され、
遊び心を感じさせながらも
大人にも響く言葉で
物語を紡ぐ くすのきしげのり先生
が描く食事の世界。
 
そしてあたたかみのある、
それぞれの料理から溢れでる
美味しそうな食べものの数々。
何より、
料理を通して感じられる
人と人の絆。
そんな肌に語りかける
絵を描かれている 小渕もも先生
素敵な世界。

 
【おむすび舎】
忘れてはいけないのが、
この絵本を出版されている おむすび舎さん。
食にこだわる絵本を出版されてます。