39歳のマザコン宣言 | 絵本読みたがり屋けんちゃんの 絵本あれこれ日記

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絵本のことや、保育園での仕事のことや、映画のことや、芝居のことや、気が向いた時に書きたいことをブラブラと書いています。

このブログのタイトルを見てドン引きしたあなた、

 

正解!!

我ながら何を書いてるんだと思っているわけです。

けどね、実はこのブログ去年あたりから

書こうかなー どうしよーかなー

と寝かせたものなんです。

 

 

​​​​​​​【ふわふわ母さん】

母さんは数年前に大腸癌でお亡くなりになりました。

お葬式の時、お経をくださったお坊さんが言ってた言葉に

僕は頷き祭りだった。

 

​​​​​​​肉体を離れこの世界を駆け巡り、

色々な人の手助けをしてるんですよ。

 

僕は宗教って好きじゃないので、

この類の話は鼻くそほじりながら

​​​​​​​へーーーーー

と聞き流すタイプ。

けれどこの話を聞いた時ばかりは

​​​​​​​確かに!!

​​​​​​​と思った。

 

ということで、このブログを書いてる僕の

頭上をふわふわ飛び回ってるのかもしれない。

 

 

【ヨボヨボで手を繋ぐ2人】

母さんの病気が発覚したのは、

まだ通信教育で保育の勉強をしてる時だった。

バイト終わりにコメダ珈琲に行き、

3時間くらい勉強をする日々。

 

いつものようにコーヒーとタバコを片手に勉強していると、

窓のから高齢のご夫婦っぽい2人に目がとまった。

きっと70代後半くらいで、

男性の身長は170センチくらい。

女性は160センチといったところかな。

 

それくらいの歳になると男女の関係がなくなり、

なんとなく一緒にいるってイメージが僕のなかにあるのだが、

2人を見ているとそれが吹っ飛んだ。

 

階段の段差かなっていうくらい、

身長差が似合っている。

しっかりと、ではないんだけど、

確かに手を繋ぎ歩く後ろ姿。

比較的広い駐車場をゆっくりゆっくりと

あゆんでいる。

 

僕は妄想が激しい人間なので、

2人の背中を見ていて

歴史を感じた。

 

長い人生を共に歩き、

苦楽を共にし、

今、手を繋いでいる2人。

 

ああ、母さんと父さんがあんな風に歩く姿を見たいな。

そんなことをしみじみと思ったわけだ。

結局その願いは叶わなかったわけで、

だからなのか今でもハッキリと目に焼きついてる。

 

 

【色鮮やかな料理】

最近アマゾンプライムで観た映画で、

すごく面白くて綺麗で美味しそうな作品を観た。

 

 

 

この3本は映像にこだわりまくってる。

料理がテーマなので当たり前なのだが、

それにしても凄い。

 

​​​​​​​美味しそうによりも、

人柄が伝わってくる料理を

見せてくる。

 

僕は母さんの料理が好き。

グリンピースが入ったカレーを、

スプーンで器用にグリンピースだけを

どかして食べるカレー。

 

無駄にでかいおにぎり。

質より量の唐揚げ。

山盛りのコロッケ。

 

大家族で生まれ育った母さんは

何を作っても人数分以上の料理を作った。

父さんは「量を考えろよ」とよく口にしてたくらい。

 

 

【思い出補正?】

上に紹介した3本の映画はカラーで、

色とアングルと音にこだわったからこその

味わい深さがある。

けれど白黒映画でも同じ味わいがある作品がある。

 

「秋刀魚のあじ」は、

料理の姿にフォーカスを当てた

場面があるわけではない。

けれど料理を食べているシーンにただよう、

日常のあったかさから「美味しそう」と感じる。

音がいいんですよね。

 

「秋刀魚の味」も、

「リトルフォレスト」も、

「大統領の料理人」も、

母さんの料理を思い出させる

作品なのかなと思うわけだ。

「具体的な料理」ではなく、

一緒に夕飯を食べたあの時間

を思い出させる。

 

これ、きっと、もっと歳を重ねると

強く思い出すようになるのではないかなと

感じている。

 

母さんの声。

母さんの表情。

母さんの姿。

 

映画から、

母さんの面影を見つける。

 

そして思うのです、

僕は母さんのことが好きなのだと。

39歳のマザコン宣言・・・

(おえー)