今週後半は綾辻「館シリーズ」から「時計館の殺人」。
館を埋める百八個の時計コレクション。
鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で十年前一人の少女が死んだ。
館に関わる人々に次々起こる自殺、事故、病死。
死者の想いが時計館を訪れた九人の男女に無差別殺人の恐怖が襲う。
凄惨な光景ののちに明かされるめくるめく真相とは。
第45回日本推理作家協会賞受賞。
5作目ともなると、何となく物語の展開は読めてしまう。
それがつまらないと思うこともあるだろう。
しかし、おおすじはわかっても犯人に辿り着くまでの課程やトリックで楽しめる。
乱暴に言えば「水戸黄門」や「トラック野郎」みたいなもんだ(笑)
今回のトリックは大掛かりで面白かった。
今回は島田(最初はいないかと思ったが)もちゃんと出てくるし、1作目に登場した他の人物も再登板。
前作「人形館の殺人」よりは楽しめた。
登場人物とかの人間関係とかドロドロしてくるとTV化、映画化しても面白いのではないだろうか?
「館シリーズ」はもう少し続きますよー。
