氷が融けると水になります。では雪が融けると何になるでしょうか?


という問題を深刻な顔して脳は考えながら、眼は寺山修司氏の評論『戦後詩』(講談社文芸文庫)のページを追いつつ、こころは詩歌のことよりもむしろ〈戦後ってなに?〉ということに関心をいだき、結局、いまという時代のことを寝床で思っている、そんな今宵。