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 本日、仕事の後、最近はまっている倉本聰さんのドラマシナリオ「優しい時間」(理論社)を携えてサントリーホールに出かけ、広上淳一指揮京都市響の東京公演を聴かせていただきました。プログラムは、
バーバー作曲・弦楽のためのアダージョ
ガーシュウィン作曲・ラプソディインブルー(ピアノ・清水和音)
バーンスタイン作曲・管弦楽のためのディヴェルティメント
バーンスタイン作曲・「ウェストサイドストーリー」より、シンフォニック・ダンス
(アンコール)
ルロイ・アンダーソン作曲・忘れられた夢

 ガーシュウィンのピアノを弾かれた清水和音さんは、私の記憶だと、むかしむかしNHKFM「クラシックリクエスト」のパーソナリティーをされていたとき、しばしば、ショパンやベートーヴェンの音楽こそが音楽で、20世紀音楽はあのどこが音楽なのでしょう的な、かなり保守的なコメントを連発されていました。今宵はかつてそのようなお考えをお持ちの(?)清水さんのガーシュウィン、予想通りロマンチックで折り目正しい清水さんならではのガーシュウィンでした。面白かったです。
 広上さんの指揮も大変素晴らしいものでした。広上さんならではの独特の説得力に富んだ振りを、たっぷり堪能させて頂きました。 終演後、奥様や娘さん(三、四歳ぐらいの、広上さんそっくりなお嬢さん)のおられる広上さんの楽屋でサイン会があり、少し話をさせて頂いて、CDにサインをいただきました。並んでいるとき、行列の私の後ろにはなんと、指揮者の下野竜也さんたちがいらっしゃいました。たしか、下野さんは広上さんのお弟子さんのおひとり。思いがけず、この間の素晴らしいドヴォルジャーク演奏会を聞かせて頂いたお礼を申し上げることができました。楽屋からロビーにもどると、ちょうど小ホールの川田知子さんのヴァイオリンリサイタルが終演したところで、お帰りになる徳永二男さん、堀正文さんほか著名なヴァイオリニストの方たちがたくさんロビーにあふれて談笑されていました、、、おもわずミーハー精神全開になってしまいました。。
 とにかく素晴らしいコンサートでした。