エホバの証人2世の方が描かれた『カルト宗教 信じてました。』を読みました。
ヤバい新興宗教というイメージが強烈でしたが、改めてヤバいなと思いました。

 


【基本的な教義】

この世はサタンが支配しているため、近い将来エホバはハルマゲドンでこの世を滅ぼし、エホバを信じない人は抹殺され、エホバを信じる者だけが生き残り、それまでに死んだ多くの死者も復活し、地上の楽園で年老いることなく永遠に生き続けられる。

【異常な組織実態】
■児童虐待

少し姿勢が崩れたとかペンを落としたという理由で何十回というムチ打ちを行う。
泣いたり叫んだりすると回数が増える。終わった後は「ありがとうございました」と言わなければならない。
親信者は虐待の仕方で盛り上がり、正しいことを行っていると思い込んでいる。
結果的に、子は成人までに親と絶縁して宗教を辞めるか、心を病むかのどちらかが多い。

■極端な布教第一主義
組織は大学進学やフルタイムでの就職をとても嫌がる。
社会的地位よりも教団内での地位を重んじ、布教や教団内で働くことを良しとする。

 

エホバの証人は貧困ビジネスに似ているかもしれません。信者に学がなく、貧乏であるほど神にすがるようになるからです。


※布教活動にどれだけ取り組むかで、
月120時間の「特別開拓者」
月90時間の「開拓者」
月60時間の「補助開拓者」
というランクがあるという。※現在は時間の基準が変更になっている可能性あり。

■異様な男女交際戒律と監視
男女交際については極めて厳しい。
交際は模範的な信者同士であることが求められ、結婚を前提に付き合うこととなる。
故に若すぎるのはNGであり、30歳前後が望ましいとされる。
結婚前の性交渉はダメ。
デートには付き添いをつけて監視させ、2人きりにさせない。
結果として、交際を始めて僅か数か月で結婚し、結婚後に性格の不一致に気づき、しかし教義の故に離婚できず、生き地獄を味わうこととなる。

■輸血絶対禁止

憲法判例百選でも出てくるくらい有名。

 

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補足メモ:
カレブ:カレブという少年が主人公のエホバの証人の子ども向けアニメ。
(エピソード例)カレブがキャラクター人形を友達からもらった。しかしこれを持っていてはエホバが悲しみ、サタンが喜ぶ→自分でゴミ箱に捨てさせる。