以前のことですが、ローの先輩が「シケタイ(伊藤塾の試験対策講座シリーズ)は(試験対策に)使えない。周りも皆、法理の深い理解を得られる(学術的な)基本書を使用している。シケタイは非常に有名なので、出題側もそれを前提に裏をかいてくる。シケタイを使うのは完全に失敗コース」などと言っていたので、非常に驚きました。
 
予備校で業界No.1を誇る伊藤塾のテキストなので、多くのロー生にも当然支持されていると思うのですが、意外です。とある弁護士の方もシケタイ中心に勉強したと言っていました。少なくとも完全失敗コースというのはあり得ないと思います。まあ友人が論点シートは使えないとは言ってましたが。
 
私は伊藤真先生の存在が法学部に入った因のひとつということもあり、気づいたら伊藤塾の本ばかり本棚に並んでいます。確かに学術的な深みに欠ける嫌いはありますが、行書にせよ司書にせよ司法試験にせよ、そういう性質である(はず)なので問題なくマッチしていると思うのですが、この辺どうなんでしょうか、と前からの疑問を今さら投稿してみる。