松竹氏問題に関わって、先月、市田副委員長が乙訓地域での演説会で陰謀論を主張していたのは引っかかったのですが、内向きの集会でつい勢い誤って言い過ぎてしまったところはあるのだろう、と大目に見ておりました。
ところが、つい先日、伊藤岳参院議員も同じ様なことを発言されております。
完全に権力側に取り込まれ、軍拡のために内部から反共攻撃を行った人物だと松竹氏を攻撃していますが、この主張には何の根拠もありません。市田氏のみならず伊藤氏もということは、党幹部の少なくない方々が同様のことを考えているということが推測されますが、事実に基づいた主張とは到底言えません。
なんでもかんでも「反共」に結びつける最近の日本共産党の言説はどんどんカルト化しています。
党中央委員会に断固抗議する次第です。
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(以下引用)
その戦争の前夜をさらに進めようと、権力の側がやってきたのは党の内部にまで手を突っ込んで、党の中から撹乱しようと、いわゆる松竹問題、皆さんも心配されている問題です。あの松竹伸幸と言う人物は、党首公選制が必要だといいますけれども、なぜ公選制に変えたいかと言うと、彼の主な政治的主張がみっつありましてね、1つは安保を認めるべきだ、米軍基地も容認すべきだ、一定の軍拡が必要だというのが彼の主張です。共産党の綱領や方針からしたらおよそ認められないでしょう。安保を認めたら共産党じゃなくなっちゃうじゃないですか。そういうこと言うんだったら党の外に出て行ってやってくださいと言う話なんですけれども、あえて党の中に残って、いろいろな本でそういうことを自分の主張を書いたりした方ですね。もし共産党がそんな政策論に変わっちゃったら岸田大軍拡と戦えないですよ。取り込まれちゃいますよ。そこに目をつけたのが今の権力側なんですね。共産党の中にいる松竹伸幸という人の主張に目をつけて本を出さないか、雑誌のインタビューに応じないか、いろいろ攻勢をかけていたことが明らかになりました。彼はそれに応じて本を出しました。彼のブログなんか見ますと、完全に権力の側に取り込まれちゃっているんです。利用されている。敵権力は党の内部でもこういうことを言っている人がいる、という事を外に漏らして、いかにも共産党が時代遅れだと言うようなことを醸し出そうとした。それにまんまと乗せられた。これが松竹問題の真相だと思うんですね。