チェスを少しやってみて、将棋との違いが面白いなと感じたので、つらつらと書いてみることにしました。
 

将棋盤は9×9=81マス
チェス盤は8×8=64マス

将棋は持ち駒制
チェスは持ち駒制ではない

将棋はほぼ日本限定
チェスは世界規模

将棋は先後対称
チェスは先後非対称、ついでに左右非対称

将棋は局面が進むほど複雑で激しくなる
チェスは局面が進むほど単純で静かになる(でも簡単ではない)

将棋の終盤は速度争い
チェスの終盤はポジション争い的

将棋には詰めろの概念がある。
チェスには詰めろの概念がない。

将棋では対局の前後に対局者が礼をする。
チェスでは対局の前後に対局者が握手をする。

将棋では対局者が対局中に棋譜を取らない(取るとむしろマナー違反)。
チェスでは対局者が対局中に棋譜を取る。

将棋は伝統文化と言われる。
チェスはスポーツと言われる。

将棋の符号は、マス目+駒(3四歩)
チェスの符号は、駒+マス目(Nxd4)

将棋は比較的長手数で終わる。
チェスは比較的短手数で終わる。

将棋は先後の指し手それぞれが独立して1手と数えられる。
チェスは先後の指し手がセットで1手と数えられる。

将棋には駒落ち戦がある。
チェスには駒落ち戦がない。

将棋は引き分けを決着と認めない。
チェスは引き分けも立派な決着。

将棋は千日手になることが少ない。
チェスは引き分け率が高い(初心者〜中級者除く)。

詰将棋は王手の連続で詰まさなければならない。
詰チェスはチェックの連続でなくても構わない。


将棋はzugzwangになることが極めて少ない。
チェスはzugzwangがよくある。

将棋では捨て駒は常套手段として用いられる(叩きの歩とか)。
駒の損得を重視するチェスではsacrificeは頻繁に現れるというわけではない。

将棋では反則手を指したら即負け。
チェスでは反則手を指した場合、やり直しが認められている(このルールだと1手n秒以内という時間設定ができないのでは?)

あとは、将棋の飛車と角以上に、チェスのルックとビショップの価値の差は大きいというのもありますね。

以上です。他にこういうのもあるのでは?というのがありましたらコメントください。