とってもステキな話♪
さきほどは大変ネガティブなブログを披露してしまったので、ステキな話をしたいと思います。
とは言っても昨夜友人から耳にして初めて知った話なんですけどね(笑)
GNH(Gross National Happiness)って言葉知ってますか?
この言葉は、国民の生活の豊かさを、GNPのような経済的な角度からではなく、心の幸せ度数で計ろうという意図でブータンの国王が1972年に唱えたものです。
GNHの元になったのは仏教の「人生における最大の目的は内なる幸福の追求にある」という思想で、お金よりも何よりも人々が幸せな気持ちでいられることが一番大事な事であるという事が強調されています![]()
そしてこの思想における個人の幸せというのは、
「ブータン人は今の自然と共存する生活で十分に幸せであり、西洋の文化の影響を受けることが必ずしも必要(良いこと)ではないという」事、つまりは自分達の古来から持っている文化や生活などを必要以上に変えることはない。という事なんです。
本当にステキですよね
人間らしいというか、血の通った考え方というか...。
とは言ってもこのGNHを計る方法があるわけではないし、国の経済的な自立と共にこの思想が成り立つか、というのは議論の余地があるようですが、こういった考えを表立って口にするというのがイイですよね![]()
GNHに関しては学会や会議も開かれたようなんですが、皆さんはご存知でしたでしょうか?
そうそう。これに関連することなのですが、ちょっと前にテレビを見ていたら、ある女優さんがとてもイイ事をおっしゃっていらっしゃいました。
「今の世の中は豊か過ぎる。戦後と今の間くらいが丁度いい」と。
有名な女優さんなのでもっと華やかな考え方をしているのかな、と思っていたのですが、こういう風に物事を考えられるなんてとってもステキだなって思いました![]()
確かに今の世の中は物や情報があふれ過ぎていて、幸せなことに気づかない人が多いですよね。
都会だろうと何だろうと、朝焼けはピンクと青のグラデーションの空がとてもキレイだったりするのに![]()
幸せの尺度は人それぞれかもしれないけれど、こういう風に人間らしい幸福の大切さに気付けるという事がとても幸せな事なのかもしれませんね![]()
GNHに関してお知りになりたい方はこちらのホームページをどうぞ(全部英語です
)↓
http://en.wikipedia.org/wiki/Gross_national_happiness