おはようございます。ビー母です✨
今日、6月30日は、一年の半分て、夏越しの祓。
近所の神社でも茅の輪くぐりができます。
本当は四十九日までに終えたかったけど、無理だったので、百箇日を目標に変更。
なんとかね、間に合ったね。
C動物病院での検査で門脈体循環シャントがわかり、その症状が出た事で、この病の専門医に相談、そこが4つ目の病院です。
シャントの事を調べる方の検索に引っかかって欲しいから、前回までは実名を書いていましたが、ビーの最後のことを書くにあたり、適切ではないかもと思い、D動物病院と記すことにしました。
※前の記述もD動物病院に変更しました。
ビーが亡くなるまでのことを書き終わったら、なんらかの書き方で、こちらの病院のこと(本当に良い病院だったから、実名もね。)や、病院を選ぶ時に考えたことも書こうと思います。
3月22日日曜日 19時半ごろ、C動物病院に到着。主治医には電話で、D動物病院に転院をさせたいと伝えていたし、すぐに出るつもりだったから、ビー父は、車を病院の正面につけて待機。
もちろん、主治医は反対。
今、人工呼吸器をとったら本当にダメかもしれない、と。
「先生、肺炎治すのに、2、3日かかるんでしょう?それで、ビーの今の状況、体力を考えると、治療はあと1回って言ってましたよね。つまり、もうここで出来ることないってことでしょう?ここで死を待つのは嫌なんです。」
ビー父に駐車場に車を止めてもらって、主治医と、話してもらう。
「D動物病院では受け入れると確認済み。もし、移動途中に息絶えても、それはしょうがない。そちらには迷惑をかけませんから。」
さすがに主治医も折れた。
「わかりました。先方と連絡をとっていちばんいい状態でビーくんを運べるように準備をします。」
待合室から見える所に、集中治療をしている仔の脈拍、血圧、体温、血中酸素量が表示されていて、ビーの状態がわかる。
血中酸素量は人工呼吸器つけているから、98くらいあるけど、外したらどのくらいなのか。
ビーはたくさんの管をつけられていたから、それを少しずつ外しているようだった。
まず、脈拍が反応なくなって、血圧なども表示がなくなって、最後に血中酸素量だけが表示されている状態になった。98くらいから、90、、89、、93、、96、、、ああ、外したらビーは息が苦しいんだろうな。きっと、主治医も様子を見ながら、つけたり外したり、状態みてるんだろうなぁ。。
前に、主治医が80台になったらもう危ないと言っていた。
ビー父が車を取りに行き、病院入り口横につける。主治医から、車の後部座席に座ってまっているように言われる。
大判のペットシーツを何枚か重ね、主治医がビーをそっと運んできて、私の膝に乗せてくれた。
お世話になりました。
主治医にお礼を言って、D動物病院へ向かう。
ビーは、肩を震わせて、細かく大きく息をしてた。ゼイゼイと苦しそう。
ビー、聞こえる?がんばって。ここにいるよ!
ずっと声をかけ続けた。
信号で止まるのがもどかしかった。
ビーの息が荒いのが怖かった。
ビーさん、がんばれ、がんばれって励まして、、20分くらいでD動物病院に到着。
病院の入り口で車を降り、ビーを抱いて、病院の階段を駆け上がる。
すでに病院は終わっていて、患者さんはもう、誰もいなかったけれど、スタッフさんがドアを開けて待っていてくれた。
血圧や脈拍、体温は安定していたけれど。
血中酸素量は78
もう、息絶えていてもおかしくない数値。
処置台に横向きに寝て、人工呼吸器や、色んな管を、またつけられてしまったけれど、不思議と嫌じゃなかった。
C動物病院では腹這いに寝ていて、少し違和感があったし、給餌できず、薬漬けみたいな印象だったからかもしれない。
初めて相談に行ったときも、今日も同じ先生。大変な状態で、意識も無いビーに、たくさん話しかけてくれた。
ビーくん、よくがんばったね!
本当にえらいね!
すばらしい、すばらしいねー!
誤嚥性肺炎に効く最新の機械があり、それで肺まで薬を送ってもらう。
そのあと、少し血中酸素量があがって安定した。給餌も試みる。
D動物病院は、住宅街にあって、普通に近所の方達が通ってきているんだけど、研究や持っている設備、人材は普通の街の病院とは異なる印象。
チームで動いていて、肝心のチームワークもいい。
ああ、こういう病院はいいなぁと直感的に思う。
C動物病院でもらった資料やデータを確認しながら、手際よく治療を開始しているのを見て、気持ちが落ち着いてきた。
家に置いて来たふつかが心配で、ビー父が一旦帰宅。散歩して、ご飯を食べさせて、何時になるかわからないから、ふつかも一緒にD動物病院につれてくることにした。
処置が落ち着いたところで説明をうける。
誤嚥性肺炎は気をつけなければならなくて、もし、今夜、亡くなるようなことがあるとすれば、肺炎が起因するもの。
でも、それを回避できる設備が、ここにはあるし、今夜は(先生本人が)ずっとビーくんを見ているから安心していい。
だだ、危険な状況なのは変わらない。
今晩、乗り越えて、明日の朝、意識が戻ってくれば、次の治療に移ることも検討する。
ただし、24時間体制で見ていくことにも限界がある。費用も高額になるし、助かっても、脳に後遺症が残る可能性もある。
だいたい、考えていた通りのこと。
助けてほしいけれど、難しいことも理解している。
D動物病院で言われた、治療は体力勝負だから、給餌をさせて、と言われていたことが、頭から離れなかったのに、C動物病院での治療ではそれを重要視していなかったことを知った。
きちんと確かめなかったことへの後悔。
C動物病院が悪いわけじゃない。主治医もよく見てくれていたし親切だった。でも、落ち着いてからなんて言わず、すぐに転院すればよかった。
D動物病院の先生には、
C動物病院では、もう出来ることがなくて、あの場所で死を待つのが嫌だったこと。
やっぱり生き物は、ご飯食べないとダメだって、ご飯食べないで投薬ばかりで、薬漬けみたいなのは違うんじゃないかと思ってて、D動物病院の先生が、給餌が重要だと言ったことが、腑に落ちたこと。そして、ビーの容態は、何日もこのままで良い状態じゃないことは理解している、おそらく、明日の朝、なんらかの判断が必要だということも理解していることなど、話しました。
夜、23時ごろ、ビーを先生に預けて、家に戻り、翌朝、7時に来院することにしました。
ビー父はまだわからないって、全然諦めていなくて、私はもう無理かもとは思ったけれど、それでも、ビーががんばってD動物病院まで行き着いたことに奇跡に近いものを感じて、その夜は久しぶりに安心して眠ることができました。
翌朝、ふつかも連れて、D動物病院へ。
徹夜明けの先生に状況を聞く。
肺炎の悪化はなかった。
でも、脳圧が高く、脳のダメージが強い。
どんな形でも、意識が戻ってくれば、次の治療に移れるかもしれないけど、今朝、ビーの意識は戻らなかった。
このままであれば、あと何日かは、生きていける。でも、家庭犬としての役割、幸せは難しいです。
涙が止まらない。
ビー父に、
ビーはよくがんばったよね、もう、楽にしてあげよう。
って言われて。
3月23日月曜日 7時30分
ビーは、虹の橋を渡りました。
一晩、ビーに付き合ってくれたD動物病院の先生。
ビーをきれいにととのえて、「抱っこしますか?」と抱かせてくれた。
そして、
あっちの(C動物病院)先生から話を聞いていた感じだと、うちまで持たないかと思っていました。ビーくん、本当にがんばって、ここまできてくれて、びっくりしました。
本当にすごい。。。すばらしいです。
動物病院に勤めていたら、こういう場面、何度も、何度もあったはずなのに、先生は泣いてた。
結局、なぜ階段から落ちてから悪くなったのか、説明がつくような原因はわからなかった。わかったのは門脈体循環シャントを隠し持ったまま、10年、過ごしてきたこと。
D動物病院の先生は、
シャントが原因で、もしかしたら、軽い異常行動が起き始めていたのかもしれない。階段から落ちたのもそれが原因かも。
発作が起きてしまったのは、シャントや階段から落ちたことが原因ではなくて、脳にもともと起きやすい要因があったことも考えられる。
犬の治療は人ほど進んでなくて、なにが原因か、掴むのは難しいんだろう。ビーは、結局わからなかったけれど、どの病院でも、いろんな可能性を考えて、治療にあたってくれたんだと思った。
D動物病院の先生は、
「今の医療技術で出来ることは、本当に全部しました。」と言ってくれた。
飼い主の後悔や悲しみを知ってる人の言葉。
悲しいけれど、すごく悲しいけど、、、
やっぱり、最後に転院してよかった。
おまけ
ビーがいなくなったあとの、ふつかのこと。
ビーの入院で、長時間留守番させると、寂しくて泣き叫んでいたけれど、
ビーが亡くなったあとは、それがなくなった。
ビーが危篤のとき、そして、亡くなったとき、D動物病院に一緒に行ったから、色々彼女なりに、悟ったんだと思う。
病院から一緒に戻ってきて、お花を飾ったりも見てて、動かないビーの肉球嗅いだり。
お空に引越しの時も一緒、骨を拾うのも見てた。
犬は本当に賢くて頼りになるんだなと思う。
ふつかは、私がビーを思い泣いていると、そばに来て、眉を下げて一緒に悲しい顔するの。
爆裂だけど、優しい娘に育ちました。
ブログタイトル、ビーのぽんぽこりん日記ですが、ビーがいなくても変えずにこのまま使おうと思います。
また、ちょこちょこ、インスタと分けてなんらかアップしたいので。
ビーの亡くなるまでのことはこれでおしまい。
書くことで私自身の気持ちの整理になりました。
書きながら泣いてしまって辛いこともありましたが、ビーに関係することは、この辛い記憶、気持ちさえも忘れたくない、そういう感じです。
お付き合いいただきありがとうございました。