脂肪の塊・テリエ館 : Book 022614 | **コティの在庫部屋**

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彼女にしてみれば、こんなぼったくりはないだろ。





モームにしてみてもねwwwww←後述



脂肪の塊・テリエ館 (新潮文庫)/新潮社
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前から字面的に酷いタイトルだと思ってたんだけど、中身はもっと酷い話だったわー(苦笑。

いや、酷いって言ってもストーリーがもう、ホント、酷い人間の話という事で、小説としては、

いやはや、文句のつけようがない程に素晴らしいものだったんだけどね。


前から読みたいと思っていたモーパッサンの文庫を図書館で探すと、薄いのはこれしかなくて。

厚いのはどうも持って歩くのが難儀でねえ←軟弱過ぎだろ。 で、早速借りてみた。


「テリエ館」の方はどうもドタバタチックであんまし好きになれなかったんだけど、

やはりメインタイトルにもなっている「脂肪の塊」の切れ味が最高に素晴らしい。傑作だねえ。

自然主義ってのはこういうもんだったっけなと、あらためて思い出した次第。

っていうか、自然主義ってぶっちゃけ今まで余り好みじゃなかったんだけど、これは凄かった。

こういうのを自然主義というのであれば、私はこれも好みだと言える。


読み終わって考えた事だけ書くけど、これは要するに誰が一番悪いんだということなのかもね。

スノッブぶった連中やその奥方、宿屋の親父や彼女を所望したプロシア兵、そして尼さん達、

そんな奴等なんてのはハッキリ言って「煙」みたいなもん。一番はあの革命家でしょ?

ラストに口笛を吹くシーンね、あれは彼女を鼓舞する、彼女の気持ちに寄り添うためのものだろうが、

結局一番の偽善者はお前だろ?と言いたい。


彼女と同じ馬車に乗りあわせたあいつらが彼女にした事(彼女にさせた事)はそらぁ最低さ。

人として許されるもんじゃない程の醜さバリバリ全開の行動。尼さんなんかサイテーじゃん。

でもあんたはそれを責めるだけ責め立てて、結局彼らのおこぼれに預かって馬車に乗ってんだろ。

彼女を助ける事もせず、逃がす事もせず、声をかける事もせず、ただ黙って見てるだけだろ。

それって一番の卑怯者じゃねえの?


とまあ、そこを描きたかったんじゃないのかなと、個人的には思っていたりしたもんで、

でもその読みって当たらずとも遠からずなのかなと思ってちょーっと調べたんだけど(弱気w)、

どうやらまあ、ここまで強烈に思う必要はなさそうだけど、方向的には当たってるみたい。


で、調べてビックリ。この小説、ジョン・ウェイン主演の「駅馬車」のヒントになってるらしいのよ。

駅馬車、実は我が家にDVDがある。以前ワンコインDVDが流行った時に買っておいたもの。

だからまだ見てない。これは是非見てみよう!と思って棚から引っ張り出した。


私が持ってるワンコインシリーズは、「水野晴郎のDVDで観る世界名作映画」の1本なんだが、

その裏の説明書きを何気に読んでみた。








はーるーおおおおおー!

近いうち、こちらの思いがけない収穫作品も見たいと思う昨今。


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