ブログネタ:家、あったかい?
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それでもこれでも、
彼らの家は温かいのだと思う。
「リトル・フィッシュ」
Little Fish
想像以上にいい映画だった。結構色んな賞を貰ったらしいけど未公開。
薬物の話だし、ケイト出てるとは行っても地味だしねえ。でも。見る価値はあると思うな。
ただしツタヤオンリーなので悪しからず。
もっとギスギスした冷たい映画なのかと思ってたのね、最初。それがそうじゃない。
みんなグダグダなところはあるんだけど、とっても人間臭くて、余り憎めないんだよね。
昔、犯罪や薬物に溺れたアラサーの娘は、雇われた店を大きくしたくて奮闘するも、
過去が付きまとってどうして上手く行かずに焦ってる。
未だにジャンキーな弟は、一見ただのグダグダだけど、過去に事故で片脚を失くしてる。
ジャンキーな娘が愛した男は裕福な移民の出だったため、捕まりもせずに海外逃亡し、
実は弟の事故にも絡んでいるという、姉弟にとってはトラブルメイカー。
そのトラブルメイカーが海外から帰ってくると知った日にゃあ、母は黙っていられない。
その母が昔愛した元アメフトのスター選手こそ、子供達をクスリに誘った諸悪の根源。
それでいながら今でもどこかで子供達には慕われているし、彼は元に戻りたいと願う。
が実は彼にはもうひとつの道があり、彼が愛した彼は、裏街道から引退を考える大物。
ここに、大物の手下や娘を案じる友人や娘の勤めるレンタルショップのオーナーや
移民の彼の家族やなんかがぜーんぶ加わってひとつの線で繋がる。侮れないよね。
何気に音楽がいい。中でも子供達がコーラスで歌うFlame Treesという曲が印象的で、
誰の曲かと思って調べたら、どうやら映画オリジナルソングであった。
映画音楽担当はネイサン・ラーソンとあり、聞き覚えがあるなあと思ったらあらビックリ。
この人、「マージン・コール」の音楽担当だった人なのよ! 思わぬ収穫だった。
ケイトが美しいのは今更だけど、他の役者もみんな良い。アンサンブルが素晴らしい。
ケイトの絡んだ、シャワールームでのキスシーンの美しさには溜め息。カメラも巧い。
数多いる女優の中でも、やぱしワタクシ、この人が一番好きですわ。当代随一の風格。
語り口は若干ゆったりでもたつくところもあるけど、それ程気にならない。
ラストシーンなんかちょっと非現実的に見えそうなところも、そう思えないから不思議。
タイトルの付け方もベタだけど、なかなか巧いと思う。
過去はいつも
まとわりつき、はりつき、からみつき、
よりそうもの。
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