08/30/13 DVD: Savages | **コティの在庫部屋**

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違うタイプの同じ人(はぁと)。




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「野蛮なやつら」

Savages


いやあ、やああっと来た訳ですよ!待ちに待ったこの日が!!!
もうこの映画が見られれば、今年何を見られなくても我慢すると宣言したくなる程に待っていた、
やっばーんな映画が遂に!DVDになった訳でございます!
こんなめでたい日におべんきうなんかしてられません。という事で、これが届いた日は当然ノーベンw
神様、せめて私に平均点を←段々目標が甘くなるワタクシ


ちなみに、映画が公開されたのが3月で、それを踏まえてのDVDのレビューなので、この記事では
ネタばれもやや盛りで行きますので、その辺気になる方は適当にスルーしながら読んで下さいw


まずは映画の話の前に、最近のコティさんなんですけど、最近のコティさんは実は仕事が増えまして。
ええまあそれ自体は有難ーいことなんですけど、こうなると益々おべんきうをする時間はなくなる訳でして、
かっなーりヤバい感じの昨今でございます(汗。
それでもまあ、めげずに頑張りたいと思います。受かる自信は日々激減していますが、昨日もあの
大人気朝ドラ「あまちゃん」で言ってました。才能はなくても、続けること自体が才能だって。いい言葉だw



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↑ムチャクチャカッコいい、痺れまくりの全員集合写真。マージン・コール写真以来の感動!是非拡大を!


映画の話行きましょうか。いやあ、繰り返すようですが、本当に嬉しかった、これが見られて!
原作本を買って読んで待機していた訳ですからね。期待の仕様が違ったというね。
んでね、原作本を読んでおいて良かったか悪かったかと言えば、断然よかったと思うのですよ。
というのも、オリバー・ストーン監督ったら、監督的ラストシーンに変えちゃってるんですねwww


正確に言うと、まずは原作通りのラストを撮っておいて、それを流した後でちゃっかり、
「こうなると思うでしょ?実はちっがーうんだなあー!」というラストに続けるというオチなのよねw

これはこれで面白いしありだと思うけど、この映画に限って言えばぶっちゃけそりゃないだろという。


個人的好みかもしれないが、あれはナンセンスじゃないかと私は思ったね。
この作品が何の賞も貰わなかったのも、正直仕方ないんじゃないかと。

だってさあ、あの結末を、サルマねいさんだけに代償払わせて終わりってどうなの?
確かに親分はエレナだけど、エレナよりワルは一杯、てかみんなエレナよりワルじゃん!
まあね、恐らくはそこが映画版のツボなんだろうよね。結局一番の悪は蔓延るって言うね。
私に言わせればあの若者3人だって、確かに彼らなりのツケは払ったけど、決してシロじゃないのに、
最後「私達は野蛮人のように暮らして行きます、はいちゃんちゃん♪」っておかしいでしょ?



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で、おかしいと言えば我らがデルトロ兄貴の最後よ。
日本を代表するデルトロ兄貴ファン
(いつからそうなったんだよ)の私でさえも思ったもん、
兄貴生かしといちゃダメでしょ。

兄貴演じるラドの人非人っぷりも、ブレイクちゃんと二人の♂の絡みも原作通りの充実っぷりwなのに、
ここだけ原作を外すのはどうかと思うのね。
まあトラさんが死ななかったって辺りが原作から外れてるし、エレナにラドの不義理を密告するのは
原作ではラドの奥さんドロレスなんだけどその辺も変えられちゃってるしね。だからいいと言えばいいけど。
でもさあ、密告はともかく、トラさんはやぱし途中で死んでもらった方が全体が締まったような気はするなあ。
だからね、これね、今から見る人は、どっちの結末の方が好きかなーって考えながら見ると、
原作読まなくっても味わえるんじゃないかと思う。いずれにしてもグロさは原作通り。いい仕事してまっせw



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                       ラド「おやびん、ごめんちゃい」
                       エレナ「なめとんのかわれ」


何が凄いって兄貴の極道っぷりが凄いwサルマねいさん演じるエレナの男前っぷりも。
ていうかこれはさあ、私は、ブレイクちゃんよりサルマねいさんの方が何倍も魅力的だったと思うのよ。
ブレイクちゃんもめちゃよかったけど、サルマねいさんカッコ良過ぎだもん!監督絶対狙って撮ってるw
「トラフィック」で親玉の愛人演じてた頃はノンクレジットだったのよね。いやあ凄いわサルマねいさん。
今じゃああの時助けてくれた恩人の刑事(デルトロ)が、自分の手下(しかも使えない)だもんねwww


前に原作の感想記事書いた時、このサルマねいさんサイドの話がシェイクスピアっぽいって言って、
エレナとラドの関係を、オセローに見立てて書いたと思うんだけど、今回新たに思ったのはリア王
エレナ最愛の娘はエレナの気持ちなんてちっとも解ってなくて、ママからの仕送りで贅沢三昧。あーんど
ママからの仕送りでアメリカの大学に行っていいお部屋を借りてそこで彼氏とファックしまくりwww
それでいて娘はママを憎んでる。ママみたいな仕事ってどうなの?麻薬カルテルの親玉よ?
エレナママはそれを解ってる。娘マグダは私を恥だと思ってる。でも私はそれを誇りに思ってる。


リア王は最初王様が阿呆で娘たちの本当の姿を知らない訳だけど、こっちは親子が逆の立場。
だから、マグダが、エレナが危険な目に会って初めて母を受け入れるという気持ちになる原作ラストが
意味のある事に思えるんだよね。
かーんたんに裏切るラド=兄貴(苦笑)の姿も考えたらシェイクスピアの脇役達っぽいよね。


で、その我らが兄貴なんですが。悪いです。悪いっていうかヤバいっていうか予想以上にサイテーです。
っていうか、

兄貴史上始まって以来の

変態ぶりにうっとり(爆。
そのゴリゴリに変態の兄貴を見て目がブラピに似てると思う私もかなりの壊れっぷりだが。
ブレイクちゃんにあーんなことやこーんなことをかましちゃって、よく苦情が来なかったってもんだw
(だからこそあれはブレイクちゃんに殺されちゃっても当然なのよ。むしろそうあって貰わないとおかしいし)
いやあ兄貴、もう演技の幅広過ぎ!!!!!←そう来るのか


しかもあんだけ変態でありながら、あのそこはかとないおかしみたるや。
妻の反抗に反撃して、髪の毛掴んで馬乗りになりながら、ポケットで鳴る携帯に出たりとか、
ドラッグでキメて3○をおっ始めるブレイクちゃん達の様子を見張りながらエレナに電話かけて一言、
「チン○はどこにあるんだぁ?」
それに応えるエレナの「ちっちゃ過ぎて見えないんでしょ」も天晴れ。
DVDの売り文句にはこの映画は「オリバー・ストーンのパルプ・フィクションだ」ってあったけど、
ぶっちゃけパルプっぽいのはキメておかしくなるところと、トラさんがやたらハンバーガー食べてる所だけで、
悪役の味わいとしちゃパルプより「レザボア・ドッグズ」のキレっぷりの方が近い気がする。いずれにしても、
あのラドって役が兄貴だったからこそ、この映画は成立したと言っても過言ではない←明らかに過言



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ここで漸く主人公の話になるんだけど、主人公はブレイクちゃんを挟んで仲良く愛し合う幼馴染2名。
この二人に関しては、サルマねいさん=エレナの言葉が鋭いと思う。これは確か原作にもない筈。
エレナが言うのに、ベンとチョンは、この二人が互いに愛し合っているのであって、ブレイクちゃん=O
(オフィーリア)は余り意味がないと。二人があなたの事を愛しているのではなく、二人が愛し合っていると。
実際はそうではなく、ブレイクちゃんはかなり愛されていて、2パターンあるラストでもそれは伺えるのだが、
でも私は、男というものを彼女なりに学んできたエレナの言葉はなかなか深いんじゃないかと思ってる。
そしてそれはひいては、この小説に味付けしたストーン監督の解釈なんではないかと思ってる。


バディムービーというのは得てして、バディである二人の友情や絆という名の愛を描いている事が多い。
これだってその例外ではなく、ベンとチョンという二人の、一見正反対の若者同士の愛を描いているのだろう。
映画にはさすがに出て来ないけど、○Pに及ぶという事は二人は彼女の中で果てるのだから、
いろんな意味で彼らは混じり合って繋がり合っちゃってる訳だよね。
Oという女性を蝶番にして、と言うのもどうかと思うけど、でもそんな感じで、ベンとチョンは繋がってる。
友情も、もしかしたら愛情なんてものもとっくに超えたところで。



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この二人を演じたテイラー・キッチュとアーロン・ジョンソン君がとても良かったんだよね。特にアーロン君。
アンナ・カレーニナでキーラたんのキラキラ王子様を演じた時には何じゃこの若造はと思ったけどw、
今回は肌も(当たり前だが)浅黒くて、お腹ももっと引き締まっててナーイス。しかも彼の優しさと弱さの
同居した瞳とかが非常に巧く映し出されており、監督の手腕かなあと思わずにはいられなかった。
キッチュもブチ切れる割には何処かナイーブな元軍人の役も、小説より深みが増してて良かったと思う。
その2人を「男らしくなさい」と叱りつけるエレナは、この映画の中で最も男らしい人物である。



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もういっこ、小説より深く描けていたのが、サルマねいさん=エレナとブレイクちゃん=Oの関係。
人質としてOを囲っておきながらも、何処かで母としての本能を刺激されてしまうエレナの複雑さ。
自分の娘には毛嫌いされているのに、人質の米国人の娘には何故か懐かれてしまう。
同情こそしないけれど、人として、母として、そして女として何処かでOを憎み切れないエレナがいる。
これが実にいい。
片やアメリカの別荘で、眠れないからと言ってエレナの寝室に入り込むOはどんな気持ちだったろう。
恐らくOも、人として、娘として、女として、エレナと話をしたいと思ったんじゃないだろうか。
私もあなたと同じように、父親の顔なんて知らない。
だけど私が生涯愛する男はたった一人、と言ってエレナはベッドサイドにある亡くなった夫の写真を示す。
するとOは言う。生涯にたった一人?そんなの、寂し過ぎるじゃない。
そう言って笑う、14歳からクスリに溺れたという米国美しい娘の顔を、エレナはどんな気持ちで眺めたか。



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この写真大好き☆美女2人☆


当然のように出て来る、溺死するオフィーリアの絵とか、くるみ割り人形の着信音とか小道具もいい。
途中でかかる映画は「バチェロレッテ」だっていうから笑えるw 泣かせに入るトラさんのシーンもいい。
あ、そうそう、実はエミール・ハーシュも出ていたりするのでその辺も要チェック。
ケツ丸出しで頑張るテイラー・キッチュの姿に度肝を抜かれつつw是非見てくださいまし。
長々と申し訳ございませんでしたぁ。



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君となら、君と一緒なら
喜んで見るよ
極彩色の悪夢を。


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