02/08/13 Theater: jack reacher | **コティの在庫部屋**

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いや。家はいらないんで。

(ジャック・リーチャーさん ?歳)



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「アウトロー」

Jack Reacher


そんな訳でね、とむちん最近作、というよりクリマ=クリストファー・マックァーリ監督脚本最新作を見ました。

クリマと言えばしつこいようだが、傑作兼デルトロ兄貴出世作「ユージュアル・サスペクツ」の脚本でオスカーを貰い、

同じくデルトロ兄貴主演作「誘拐犯」の監督ぶりで、見事なまでにB級じゃないのかこれ、な烙印を押されw、

初めてとむちんを使った「ワルキューレ」では再びユージュアルサスペクツのブライアン・シンガー監督と組むも

あまり芳しい評判を聞かれず、ところがこれでとむちんのお気に入りとなったため、今回の第2監督作に相成った、

とまあこんな御仁でありw、個人的にはクリマの才能を高く買い、「誘拐犯」もお気に入り、なコティさんであります。


第2作ですからね、やはり誘拐犯との比較をすると楽しいのでございますよ。という訳でまずはこの辺の話を。

音楽は誘拐犯と同じくジョー・クレイマーなので、どことなく誘拐犯の感じがしてとても懐かしいです。

クラシックでありながら西部劇でありながら、何となく現代的でもあるという、その辺の雰囲気が出てますね。

それから、ロバート・デュバルおとうさん(今回大活躍過ぎ!!!)の射撃場のカウンター内で流れている音楽ね、

あのBGMが微かに流れてる感じも、誘拐犯の、兄貴がドライブイン?でお菓子を万引きする時の感じと同じw

それから何よりビックラこいたのが、サンディという若いお姉ちゃんが勤めてるカー用品店の店長!!!!!

あんた、誘拐犯のあの産婦人科医、ペインターじゃないのよ!

ちなみにペインターを演じたディラン・カスマンとは、あの「いまを生きる」で一番いけ好かない役をやったあいつですw

いやあ、懐かしいメンツを出してくるじゃないのよクリマ。解ってるなあ、誘拐犯のファンをw


誘拐犯のジェームズ・カーンおとうさんもそうだったけど、アウトローも主人公を完全に食っちゃうおやじが勢ぞろいw

中でも白眉なのが、後半3分の1しか出てこないロバート・デュバルおとうさん。いやあおとうさん巧過ぎ!

おとうさんのシーン見てると、コメディかよと言いたくなるような和んだ雰囲気一杯でw、でもすぐに銃撃戦というねw

そうそう、銃撃戦をばっこんばっこん入れてくる辺りも誘拐犯と同じっていうか、これはもうクリマの趣味だねw

考えたらユージュアルでもラストの夜の船のシーンは銃撃戦だったもんね。この人ホント好きだよね。

どっかんどっかんはあったけど、ワルキューレはさぞかしストレスが堪ったろうなあwww

食っちゃうおとうさんパート2としては、ジェンキンおやじより私としては悪役ヘルツォーク監督を一押ししたい。

いやあ、ニコラス刑事のバッド・ルーテナントってこの人が撮ったんだーと感慨ひとしきりだったよ。素敵な面構え!


コメディって今も書いたけど、アウトローって、クリマのこれまでの作品よりも、ユーモアがより溢れている。

元々、例えばユージュアルの中におけるクスリと笑えるシーン、ほら、ケヴィンちゃまの「レイディーズ?」とかさw、

あれをもっと解り易く、しかもかなり笑える要素に持って行ったのが今回のアウトローともいえる気がする。

熱血&お色気(ココ大事。でも本人は全く自らの色気に無頓着っぽいのがいい)弁護士役のロザムンド・パイクが、

とむちんが唯一持ってるシャツを洗濯しちゃった癖に何気にポーズを取る時に言う、「何か着てよ!」とかw、

さっき出てきたデュバルおとうさんが絶妙なタイミングで呟く「日が出てると見えるんだがな」とか、

チンピラに毛が生えた程度の男の家に侵入した時に、とむちんをやっつけようとするヤツらの内輪もめとか

(ここのシークエンス、マジで爆笑しました)、結構おかしいので期待して見ていいと思うな。

あ、あとね、中盤車から降りてきたとむちんが何気なくバスの列に紛れこむシーンと、公衆電話のシーン。

公衆電話さあ、テレビでも流れているけど、あれより全然おかしいです。爆笑必至。


肝心の話はまあ、あちこちで語られてるとは思うけど、原作に忠実でありつつも脚本オリジナルも多いという、

言ってみれば原作の小説を、クリマがリライトしたらどうなるかってな感じになってるらしい。

ほら、映画だからさ、そこは映画らしくするためにも、ビジュアルで解らせるように工夫してるところが多いとの事。

原作者のリー・チャイルドにも太鼓判貰ったらしいので、そこは自信持って撮影したんじゃないかしらね。


例えば、真犯人は、小説ではソコソコ後になって解るらしいんだけど、映画では最初からネタばれさせておいて、

その後で、じゃあどうやってそこまで辿りつくか、ってのを中盤までじっくりを引っ張って見せている。これは大成功。

その代わりクリマ的には、というかまあ、ユージュアル的な要素であり、小説もそうなってるかもしれないけど、

ってなサスペンスの要素が全然別にあって、それをパイクの視点から観客に考えさせることで、話に厚みを出してる。

この辺の、クリマファンというかクリマウォッチャーというかw、まあそういう人であれば絶対楽しめる点が多い。

ラストの、犯人とされた男に話を聞くシーンも、今まで黙っていた男の心の闇が垣間見えて、厚みがあったなあ。


カーチェイス中の車はぼんぼんふかすし、銃撃戦は、誘拐犯の時は砂漠のイメージだったけど今回は雨の中だし、

西部劇の要素は相変わらず大きいよね。何より主人公がアウトローってだけで西部劇なんだよね考えたら。

最後にいっこ。最初にとむちんがバスに乗るシーンがあるじゃない?あの時、隣の列の座席に座ってたのって、

もしかしてクリマ?なんか眼鏡とか似てたんだけど、違うかなー??


何の賞も貰ってないし、派手な宣伝もそんなになかったけど(あ、でもとむちんは日本に来たのかw)、

これは楽しいよお!見て損ないよ!パイクの胸が揺れてるよおー!w


古い歌にあったけど、「余計なものなどないよね」なのさ。

街に公衆電話があって、

バスが通ってる限り。


*****


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