ブログネタ:眼鏡?裸眼?コンタクト?レ―シック?
参加中
8割はグラサン姿でした。
「ラム・ダイアリー」
The Rum Diary
本来どう考えても「ジョニデ主演の話題作!大ヒット御礼!」なんて言葉と共に皆様の話に上っていい筈のこの映画、
公開以後、誰の口にものぼらないもんで(爆)、これはどうした事かと懸念していたら案の定、しょぼーんな感想多数。
この映画をご覧になった皆様の、その辛口コメントといったらなくヽ(;´Д`)ノ
いっやーこれはもしやジョニデ、「ツー 」以来のやっちゃった感ありありの映画にしちまったかー?!という心配と
そこまで言うならこの目でそのショボくれ感を確かめてやろうじゃないのよ、という変な意気込みとで参戦w
ええ、しっかり行って参りましたよ、ラムダイアリー。
当ブログの読者様であればとうにお気づきかと思いますが、ワタクシがこの映画を見た理由は無論それだけではない。
これは、ジョニデ×デルトロのダブル主演(だと私は思ってる)映画「ラスベガスをやっつけろ 」の姉妹編に当たる作品。
どちらも伝説のジャーナリストでありジョニデの盟友でもある、ハンター・S・トンプソンの小説が原作なのである。
まあ正確に言うと、ラムが60年代のトンプソンで、ラスベガスが70年代のトンプソンをモデルにしているので、
今回の方がより昔の話ってことになるんだけどさ。
そんな訳で、辛口コメントの多数には、トンプソンを知らないと非常に見づらい作品であるとか、
彼を知ってる事が下敷きにある事を観客に要求する映画ってどうなの?とか、まあいろいろあった訳ですが、
いいですか、ここで久々コティさん、世間に喧嘩を売りたいと思いますwww
確かにワタクシはデルトロファンで、「ラスベガス」のファンでもある訳ですから、トンプソンの事も少しは知ってますが、
この作品、そこが解ってなくても全然大丈夫だと思うんですけど。
強いて言うなら60年代アメリカの現実といった、まあ、現代史的知識があればいいんじゃないかなというくらいで
別にトンプソンが何を書こうとしたとか何を書きたかったとか、そういう事は何にも知らなくても十分味わえると。
大体、この映画のジョニデの酒飲んでグダグダっぷりなんて、ラスベガスに比べりゃものの数じゃありませんわよ。
そもそも酒でしょ?おクスリのシーンなんて1か所だし、あんな幻想おもちゃみたいなもん。
ジョニデはラスベガスじゃデルトロの頭にパイオツが4つもくっついているような、そんな幻覚見てるんですからねwww
とまあ、ココまで言えばお解りかと思いますが、ラスベガスに比較すれば、全然ナルいです。いろんな意味で。
従ってこの映画が「酒ばっかし飲んで仕事しない男の話」なんて思って貰っちゃ断固として困るんです。
まあね、作家ってのはみんなああなんですよ。こないだ見た「酔いどれ詩人になるまえに 」もそうだったけど、
酔わないと書けない、でも書かないといられない、そのせめぎ合いのところで生きてる作家は昔は多かった。
トンプソンも作家として、世を憂うからこそあんなんなっちゃった訳で。そこんとこを肯定するつもりはないけど、
生き様として、ありなんだろうなとは思う。その辺が理解できないと、この映画のジョニデを味わう事は出来ないかも。
映画自体がつまんない、という感想も幾つも見られたが、私は全然そう思わなかったなあ。
あの時代のプエルトリコという国の現状と、土地成金のたかり方と、現地の住民の怒りと、マスコミの在り方と。
全部面白いテーマなんじゃないのぉ?しかもリゾート開発の話なんて、現代に微妙にリンクしている辺りが憎い。
「ファミリー・ツリー 」もそういうリゾート地売却の絡んだ話だったでしょ?だから古い様で新しいのよ。
唯一ジョニデが恋愛モードになっちゃうところは皆様にも受けが宜しいようだったけど(美!アンバー・ハード)、
私なんぞはあの辺はオマケ要素だからこそいい味が出たんだと思ってる。あそこが主だったら私は嫌だなあ。
ラムもべガスも共通するのは、「バディ・ムービー」であるということなんだから、ラブはあのくらいで結構。
そうそう、舞台がプエルトリコだからこそ、やぱしデルトロには絡んで欲しかったかなあ。ちょっと残念。
とまあ、かなり言いたい事は言ったのでw、ここからは気楽に行きましょう。
ぶっちゃけワタクシはジョニデよりも、敵役のアーロン・エッカートのが好みなんだと初めて自覚しましたwwwww
彼は「エリン・ブロコビッチ」の頃から結構好きで、こないだの「ラビット・ホール 」でかなりやられちゃったのよねーw
それと、今回一番イッちゃってる役のジョヴァンニ・リビシ、どっかで見た顔だと思ったら、未公開ながら結構な傑作の
「ミドルメン 」で、巻人=ガブリエル・マクトと一緒にネットでアダルト業界を変えたあいつだったのねーwww
この人芸達者過ぎて驚いたわ。割とベテランみたいだけど、今後も期待のバイプレイヤー。
アンバーちゃんはこれまた未公開の「幸せがおカネで買えるワケ 」のお色気な娘役が好きだったw
彼女って、ちょっと清潔感の多めなヨハ子みたいで可愛いよねー。
あ、それとジェンキンおやじのヅラネタね、あれはケヴィンちゃまのが格が上だと思うのでまあいいでしょうwww
トンプソンは作家としてNo voice=文体がない(と訳してあったが、何が言いたいか解らないと評されたって事かと)
であると自分の事を言っているが、そんな彼の引用する言葉や詩のタイトルが興味深い。
「彼らは、値段は知っているが価値は解らない」、とはオスカー・ワイルドの言葉。
そしてサミュエル・テイラー・コールリッジの詩「老水夫行(The Ancient Mariner)」。
このセレクトがまた何とも言えないよね。しかも二人ともイギリス文学人ってのもね。
想像以上に思慮深く、感受性が強過ぎるからこそ、あんな人生になったんじゃないか。トンプソンについていつもそう思う。
是非見てくれとは言わないが、この記事を読んでほほう、と思った方ならきっと見ても損はないと思う。
ピントのズレまくった酷いキャッチコピーに惑わされず、純粋に社会派ドラマとして楽しめそうな方なら行くべし。
お前だけの風を探せよ。
そう言って送りだしたあいつの後ろには、
あいつだけの風が吹くんだろう、きっと。
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