ブログネタ:忙しい?
参加中
忙しいのも考えもんだ。
「リア充」という流行り言葉が世に出て久しい。
若者はリア充をポジティブなものだと捉え、リア充を唱える仲間にからかい半分に、リア充は紙ね、などと言う。
しかし、リア充=リアルが充実、というのはそんなにいいもんか、と私は言いたい。
ここで言う充実は、中身が詰まってる、というニュートラルな意味であり、決してポジティブな意味は含まれない。
つまり、悪い意味で中身が詰まってても、それはリアルが充実している事になるんではないだろうか。
例えば、だ。
好きだ好きだ大好きだ、と熱烈なラブコールを受け、結婚してくれ結婚しようずっと好きだ好きでいてくれ頼むから、
俺を嫌いにならないで難しい問題は全部俺が何とかするから、と熱狂的に口説かれ続けてきたとしよう。
人情として、そりゃ誰でもその気になるわな。ブタもおだてりゃ木に登るってなもんで。
仮にその相手が、親親戚が共に閉口する程、悪条件の重なった相手だったとしても、それだけ自分を思う相手を
愛おしく思うのは至極当然だと思う。だから様々なプレッシャーを感じながらもその相手といる事の大切さの方が勝り、
頻繁にデートを重ね、夜中までメールや電話をし、その結果寝不足や疲労が祟ってダウン寸前に陥る。
どうだ、これだって立派なリア充だwwwww
そして更に時が経ち、ふと気がつくと、当然の如く相手の熱はすうっと冷めている。好きだとは言うが温度差がある。
結婚を一発で承諾しなかったからか、それとも誘われた一泊旅行を断ったからか、と心の中で案文を書くうち、
相手から絵文字の全くない、テンションの低いメールが届く。考える時間をくれ。やっぱり家が大事、親が大事。
家が大事親が大事なのは良く解るが、「君が大事」とは一言も書かれてはいない。ああまさに鉄の男。熱し易く冷め易い。
こういう相手だから、親親戚、果ては友人までもが心配したのだと今更ながらに気付かされる。そしてダウン寸前。
が、ここで負けてなるものかと立ち上がり、交際期間中断り続けていた飲み仲間との交流を復活させんとメール攻撃。
更にこの交際相手を紹介した同僚との飲み会を主宰し、理由を話して再度紹介を請おうと策略。
また、友人や職場仲間との食事会にもなるべく顔を出さんと意欲的になり、結果リア充過ぎてダウン寸前。
さあ、この朝に目の前のリポビタンDを太陽へと掲げん。
リア充で忙しいのも考えもんなのだ。
先週末、元職場仲間兼カラオケ仲間のKちゃんと久し振りに会い、ちょっとゴージャスなランチをしに行った。
美術館の裏手にある、和風のカフェ、その名も和Café 美花和(みかわ)にてコースを頂く。
お料理も勿論美味しかったけれど、最初にポットでお茶が出され、シメのコーヒーの後更に緑茶が出てくるサービス。
また行きたい。
Kちゃんには前々から、Kちゃんの母校で行われている2か月に1度の勉強会に来ないかと誘われている。
Kちゃんの専門分野の原書を読んできて、それについて皆で話し合うという、充実した会だそうだが、
多忙につきなかなか原書を全部読むまでには至らず、参加するのが精一杯、というKちゃんの現状を聞き、
専門外のワタクシなんぞ、果たしてついて行けるかどうか、という疑念と共に、やはり専門外の論文というのに
イマイチ心ときめくものがなくw、面白くなさそうな英文がべったりと書かれたコピーを貰っては溜め息をついていた。
そこでふと漏らした。「読むのが文学だったら、毎月でも参加してもいいと思うんだけどなあ」するとKちゃんが言った。
「じゃあ、それ、コティさんが主宰でやればいいじゃないですか」
は?
「私、コティさんが話してくれる文学の話、好きですよ。私も読んでみたい! 是非やりましょうよ」
…しまった…。
という訳で、まだやると決まった訳ではないが、興味があるのは確かだ。
例えば映画「ジェイン・オースティンの読書会」のように、スタバ辺りに集まってやいのやいのするのは実に楽しそう。
そこで、以前から買おう買おうと思っていた、こちらの本を買ってみた。
- 生半可版 英米小説演習/研究社出版
- ¥1,995
- Amazon.co.jp
何故大好きな柴田元幸先生が、米文学専門なのだろう。この方が英文学だったら、と思わずにはいられないが、
なんつっても柴田先生ですから、カズオ辺りはちゃんと取り上げている訳ですよこの本でも。
対訳つきで、読み物としてだけでも楽しいのだが、この英文を自分でも訳してみて、柴田訳の素晴らしさに気付く、
というのもありだと思うし、解説を読んで、知っている事について披露するのもありだし、或いは取り上げられた作家で
この先読んでみたい人をピックアップして、ここから話を広げるというのもありだと。
まずはワタクシがこれを読むことから始めないとだなwww
ここで、専門から離れて久しいワタクシから皆様にお願いが。
英文学・米文学に詳しい、或いは英語圏の映画に詳しい諸兄諸姉、どうかお願いです。
短編で、お薦めの作品があったら、是非教えて下さい。勝手ですが長編はご勘弁下さいまし。
また、映画からの場合、原作が英語で書かれてあるものに限らせて頂けませんか。宜しくお願い致します。
ちなみに上記の本で取り上げられているのは以下の作家・作品の断片。
1 ポール・オースター 『最後の物たちの国で』
2 J・ベルンレフ 『心が壊れる』
3 イーサン・ケイニン 『ブルー・リバー』
4 ドン・デリーロ 『マオII』
5 スチュアート・ダイベック 『少年の日々、少年の街』
6 スティーヴ・エリクソン 『アメリカン・ノマド』
7 ウィリアム・フォークナー 『八月の光』
8 レベッカ・ゴールドスタイン 『ダーク・シスター』
9 ジョン・ホークス 『ヴィルジニー』
10 ナサニエル・ホーソーン 「ムッシュー・デュ・ミロワール」
11 ラッセル・ホーバン 『リドリー・ウォーカー』
12 カズオ・イシグロ 『充たされざる者』
13 ジャメイカ・キンケイド 『小さな場所』
14 パトリック・マグラー 『スパイダー』
15 オーイン・マクナミー 『リサレクション・マン』
16 ハーマン・メルヴィル 『白鯨』
17 スティーヴン・ミルハウザー 「J・フランクリン・ペインの小さな王国」
18 フラン・オブライエン 『スウィム=トゥー=バーズにて』
19 ミロラド・パヴィチ 『ハザール事典』
20 エドガー・アラン・ポー 「タール博士とフェザー教授の療法」
21 リチャード・パワーズ 『囚人のジレンマ』
22 トマス・ピンチョン 『メイソン&ディクソン』
23 ヘンリー・ロス 『コール・イット・スリープ』
24 フィリップ・ロス 『父の遺産』
25 J・D・サリンジャー 『ライ麦畑でつかまえて』
26 デレク・ウォルコット 『オメロス』
27 ナサニエル・ウエスト 『クール・ミリオン』
28 スティーヴン・ライト 『緑色の瞑想』
うーん、やっぱしライ麦からかなあwww 皆様はこの中で気になるもの、ありますか?
ちなみに、Kちゃんは卒論でイギリス児童文学を取り上げ(修論は知らないw)、私は卒論修論ともジョン・ダン。
二人とも米文学は素人みたいなもんですw
冒頭に書いた喩え話の続きだが。
俺はお前がこんなに好きで、お前の代わりはどこにもいないと思ってる。なのにお前は仕事が大事だと言う。
良く考えてくれ、失礼な言い方だが、お前の仕事でお前の代わりが出来る奴は、幾らでもいるだろ。
仕事をするのは大いに結構だが、俺を第一に考えられないか。
恋に燃え上がっていた時期に、相手からこう言われたら、あなたならどう反応するだろう。
確かにそうかも知れない。私の代わりが出来る人間など、世の中に幾らでもいる。そう納得はできる。だが。
Kちゃんに同じ話をした。するとKちゃんは言った。
「そんなこと言う奴は、私が横っ面張り倒します」
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柴田先生の本でお気に入りをピックアップ。
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