ブログネタ:朝起きて出かけるまでの時間は?
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彼女は運転手からの電話に「2分で行く」と言って、
まずミニスカートを履いて比較的匂いのしないタンクトップを探して、
髪を束ねてバッグを抱えてパンツを履かずに部屋を出た。
「スリーピング・ビューティー 禁断の悦び」
Sleepping Beauty
1枚目のポスターね、何でこんなに唇が赤いのかというと、これには深い訳があるんですよ。詳しくは映画でw
さて、勘のいい方ならお気づきだろうが、これは川端康成大先生の「眠れる美女」の、まあ、翻案とでも言えばいいか、
全くの原作ではないが、これを下敷きにしている事は確か、という、オーストラリア発の映画。
公式ページにもそう書いてあるし、映画内も、屏風チックな絵画や抹茶、囲碁など、ジャポニズム溢れる小道具満載。
だからこそ思う。川端先生、この小説ってこんなにド変態なんですか…?ヽ(;´Д`)ノ
これは読むしかあんめぇw
主演のエミリー・ブラウニング、いやあ天晴、良く頑張った。脱ぎっぷりもいいし露出度も相当高い。拍手喝采。
良くこの映画に出たねえ、と本当につくづく思った。この子伸びるよきっと。
ジェーン・カンピオン全面バックアップの下で撮られた作品で、監督は小説家でもあるジュリア・リー、つまり女性。
この、女性目線で撮られてるってのが何よりのポイントで、だから、実際台詞にも「挿入はなし」って出てくるんだけど、
それなのに、これまで見てきた数多の映画の中でナンバーワンって言えちゃうくらいのボンバーないやらしさ満点。
多分これを見た女性の殆どがそう思うんじゃないだろうか。つまり♀にとってインサートは左程重要な要素じゃないんだ。
♂目線の映画ってのは殊の外、アフター・インサーションを描く事に腐心しているように見受けるけど、あれで♀が昂るか
って言ったら全然そうじゃない。実はこの映画みたいな、セックスシーンが全く描かれずにそれを想像させるって方が
なんぼかいやらしく感じるもんなんだよね。全く、挿れればいいってもんじゃないんだって。何で解らんかなーw
それと、二人目の客。シニカル過ぎて笑えた。そうなんだよねえ、ああいう事を口にする奴に限って全然ダメなのよ。
で、そういう奴に限って、刻印をつけようとか思ったりするんだよ。あの煙草押し付けるの見て反吐が出た。サイテー。
あの辺のドライさってのは多分、女性監督だからこそ描けた真実なんじゃないだろうかね。ツボが解ってる。
息をしているかどうかも解らない美女を欲する、という事はまあ、一種のネクロフィリアなんだろうね。
そして自身に死の匂いが付きまとっているからこそ、その死を恐れんがために、彼女のような存在を欲すると。
が、彼女はカネのため=生きるためにあの仕事をしているのであって、死神にとり付かれるためにしている訳じゃない。
だからこそ彼女は叫びをあげるのだ。
たった一人の理解者を失い、恋人という後ろ盾もなく、母親にはカードをせびられ、奨学金を返せるあてもなく、
住まいは追い出され(出来るもんなら捻り潰してやりたくなるような男に)、追いつめられた彼女に縋るものはなく、
それでも彼女は必死に生きようとしてたのだと思う。心の何処かでは。
だからこそ彼女は小型カメラを買った。そこに写された真実は予想を遥かに裏切る程に、余りにも静謐だったけれど。
白と黒の石が並ぶ。
男と女が並ぶ。
生と死が並ぶ。
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