「ニューヨーク、狼たちの野望」
Staten Island
ちょっと調べたら、2009年の東京国際映画祭に出品されてたとのこと。
そう言えば「クロッシング 」も昨年のこの映画祭に出てたよねえ。イーさん、縁があるねえw
と思ったら、ヴィンセント“どの振りを”もクロッシングに出ていたらしいwww どこにいたっけ(汗。
ポスターだけ見てると相当ハードコアなマフィアものに見えますが、全然違います。
あえて言うなら、かなり腑抜けたちっちぇえマフィアどもと、その周辺の話ですw
最初からどう見ても“どの振りを”がきちっとしたマフィアの親玉に見えないんだよねヽ(;´Д`)ノ
あんなんがカシラだったらそりゃあ子分は反旗翻すでしょうって。だってマフィアだよ、スタテン島の。
そこに説得力がイマイチ感じられなかったのが残念。他の2人のキャラが本気で良かっただけに。
巷の記事じゃあ相変わらずイーさんの地位の方が低く書かれてますけど、じゃあ聞くけどさ、
あんな、アホで優しくて短絡的なのに全然憎めないキャラ、イーさん以外に誰か演じられる人います?
あれは才能ですよ、どう見ても。あの情けなさ全開の芝居ができるのって凄いよホント。
だからシーモア・カッセル父さんが彼に同情するんじゃない。
聾啞の父さんが一度は諦めたあの決意に再び火をつけたのは、イーさんのあの姿な訳で。
その辺のキャラの描き方は良かったと思う。
ただし語り口としてはどうなのかなと。最初から3人の繋ぎ目を相当提示してしまうため、
何度かそこが繰り返されるのが冗漫な気がする、というか映画として効果的ではない。
寧ろそれで若干白けてしまう部分も無きにしも非ず。ちょっと厳しいかもしれないけど、要するに、
今世間に溢れているオムニバス形式で描いて最後に全部くっつける、という手法を用いるのなら、
それを如何に効果的に使うか、って事を考えないといけないのかもしれないと。
月夜の晩に波打ち際でボタンを拾ってノスタルジィに浸ったのは日本の有名な詩人だけれど、
古ぼけた缶に入ったバラバラのボタンに思いを寄せるその人のノスタルジィはそれに負けずとも劣らない。
