- レンブラントの帽子/著者不明
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ちょっとちょっと、著者不明はないんじゃないのか、アマゾンさん( ̄Д ̄;;
バーナード・マラマッドですよ。頼みますよホント。
という訳で、かねてから読みたい読みたいと思っていたこの本をついにゲット&読了。
私、読むのだけはかなり速いんですw
でね、思ったのだけど。
この短編集を素晴らしいっていう一言で片付けるのは簡単なんだけど、それでいいのか?って。
というのはね、この短編集の真ん中に入ってる、比較的長めの一作「引き出しの中の人間」はさ、
歴史的背景や、マラマッド自身の背景を知らずして、味わったことにはならないんじゃないのか。
そう思っちゃった訳よ。
よく言えば高尚で、余りよく言わなければ読者を選ぶというか、
もっと有体に言えば、誰にでも受け入れられる小説じゃないなというか。
ただ、この話抜きにマラマッドを語ることは出来ないだろうなという編集者様の判断があって
ここに入っていることは確かだろうから、この話を受け入れるかどうかじゃなくて、
作家マラマッドを受け入れるかどうか、そこんとこが各自の判断になるんだろうなと思う。
しかしそれでいながらも、この小説には、
安易に良かったとかよくなかったとか言えない様な、何か強力なものが潜んでいることは確かで、
だからあえて自分に対してもこの小説に対しても真摯に述べるなら、
私には、イマイチ、乗り切れなかった、と言うほかない。
それも、間違いなく、自分の世界に対する不勉強のせいでね。嗚呼この鈍いあたまが憎い。
と、御託を並べたところでいうのもなんだけど、
表題作にはいやあ参ったね。いい短編映画並みのビジュアルの鮮やかさがあっただけでなく、
ラストシーンの持って行き方が見事というほかない。
正直マラマッドの文章、私には読み難くて(どうも人物の粘着質なとこがイマイチ合わないらしい)、
最初はかなり進みが悪かったんだけど、ふっと加速していく感じがあって、一気にさらっと読めた。
さらっと読んで、ガツッときた。ホント、本の帯通り、じわっとしみわたる短編。
個人的にはアーキンをスティーヴ・カレルに、ルービンをハーヴェイ・カイテルに置き換えw
いいと思うんだけどなあ、この配役。
この本を出した夏葉社 さんの情熱だけは、掛け値なく素晴らしいと思う。
ツイッタやってた時、相対性理論の話がご一緒に出来たのが楽しかったですw
最近語りすぎですね、自分。反省。も少し寡黙なブログに戻しますwww