「隠された記憶」
Cache
原題はcacher=「隠す」という動詞の変化らしいから、英題のhiddenというのとほぼ同じかと。
いっやあ。。。
こえええええええええええええええええええええええええええええええええ。。。
怖過ぎ。
下手なホラーより全っ然怖い。BGMが全くないのも怖さ150%超の原因かと。
でもね、何が怖いって、人が怖いのよ、人って生き物が。
ああ、ホントにこえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!
泣きそうよ、怖くて。
久し振りに肩に力の入る、見応え抜群の映画だった。
ついてはいけない類の嘘というのは確かにある。
アラフォーのいい大人だろうと6歳の子供であろうと、それは同じだ。
だから、確かに彼は責められるべき人間であるのだ。
しかし、じゃあ他の人間が真っ当かって言うとそれは別の問題であって、
彼の妻のあの行動は許されていいのかって言われれば絶対に「否」であろう。
だからこそ彼女はまだ幼さの残る息子にそれを咎められることになるのだ。
大なり小なりみんな、咎はある筈なのだ。
どうして彼だけが、と、その罪の重さ、彼が彼にしてしまった事の重大さを差っ引いても感じてしまう。
しかしそれこそが、ハネケ監督の描きたかった事なのかもしれない。
問題は、誰があれらを彼の家族に送り続けたのかではなく、
彼が背負わされた剥き出しになった咎を、見る側がどう考えるかだ。
彼の息子が、彼の幼さの残る息子に何か話している。
学校のざわめきの中でそれは一向に聞こえないのだが、
淡々と流れる日常の風景にそれは余りにも溶け込み過ぎていて、
聞こえぬ筈の悪意を感じるには不十分な程に温かい。

