「スモーク」
Smoke
ウィリアム・ハートとハーヴェイ・カイテルのやり取りは書くまでもなくいい。
特に前半。冒頭からウィリアム・ハートの亡くなった妻の写真を偶然見つけるまでのやり取りは
ぐぐっと胸に迫るものがある。
そして、カイテルの娘らしきアシュレイ・ジャドのビッチぶりはこれまた最高。
特に、両親が出て行った後のあの表情。とにかく上手い。いやあホント、女優だねえ。
と、先に褒めておいた上で言っておくが、多分私にはセンスがないのだろうと思う。
ないから、あえて言ってしまう。
これ、どうも私的にはイマイチだったなと(;´▽`A``
私が思うに、これは、男性の、男性による、男性のための映画なんだろうな。
「男性」の前に「センシティブな」と付けるともっと解り易いかもしれない。
私にはそう思えちゃったのよね。
嘘に嘘を重ねる少年+父親探し、というテーマはアメリカ文学じゃ超王道なんだけど、
それがね、映画になると、こう、わざとらしいというか、少年の良さが生きてこないというか。
いや、そう思うのは私だけかも。
というのは、この手の「嘘をつきまくる子供」シリーズって、私好きじゃないのよヽ(;´Д`)ノ
ほら、イギリスだと「つぐない」とかね。あれ、だめだったのよ私。
だからこれはひとえに私の好みの問題かも。
でもなー、あの眠くなるようなカメラワークはないだろう。
モノローグを静止画像で見ているように思えちゃってね。
あと、ジャドの母親役の女優さんも余り好みじゃなかったのよね。
ポール・オースターはやぱし、本で読まないとダメだね。その方が絶対感じ入る。
