「サロメの季節」
L'Annee des Meduses
ワイルドのサロメが下敷きだって言うから張り切って見たんだけどさ、
予告編からしてもう怪しい雰囲気バリバリ(;´▽`A``
コートダジュールが舞台だっていう事もあるんだけど、出てくる女性が全員浜辺でトップレス。
あれだけどんどん見せられると逆に食傷だわ。
しかもどうにもキレイなバストって感じじゃなくてさ。まあそこがリアルなんだろうけど。
サロメが首を所望するヨカナーンに当たる人物が実は女衒で、っていうのが一番違和感あった。
ヨカナーンは確かに預言者で、それと同じようなシーンがクライマックスに織り込まれてるんだけど。
でも、女衒が預言者って部分は、もしかしたら上手い比喩とも言えるかも。かなりシニカルだけど。
それよりも、サロメと呼ばれる少女の動機が、イマイチ魅力的じゃない。
現代に置き換えるとまあ、あんなんなっちゃうのかもね。
しかし、途中、「おおこれぞサロメの真髄!」と思わせる台詞があって唸った。
サロメは不感症のシンボルであるという解釈は文学的には結構なされてると思うんだけど
(月の比喩とかがね、そうなるんだよね)、
そうではなく、潔癖症=男嫌い、という解釈もできるんじゃないかなと思ってたのね。
そしたらそういう台詞がちゃんと。ほほう。
勿論その後こっちのサロメは自堕落に走り、元のサロメは流血を望むんだけどさ。
いつの世も人を惑わし微笑むのは究極のファム・ファタル。
