DVD, 2007: dreamgirls | **コティの在庫部屋**

**コティの在庫部屋**

映画+音楽+本+雑貨+ご飯+お酒+「おべんきう」=私。


**コティの在庫帳**


「ドリームガールズ」

Dreamgirls


あのね、ミュージカルとしてではなく、1本の映画として見た場合ね、
登場人物のキャラがイマイチ立ってない印象を受けた。
特にオスカーを貰った事もあるジェイミー・フォックスが生きてない。
彼の演じる人物のバックグラウンドが解らず、得体が知れなさ過ぎて、
嫌いになるにしても好きになるにしても、結果として感情移入できない。
(悪役だけど気持ちが移ることってありますよね?あれも出来ない…)
それと、事実上ヒロインになるビヨンセちゃん。
彼女の本音が後半以降まで隠されすぎちゃってやはり人物が見えない。
キレイな衣装でキレイな写真撮られて、役柄も確かにお人形なんだけど
私は人形じゃない!って叫ぶならもちょっと前からでもいいのでは?

大体さ、内容が薄いんだわ(あああー私暴言吐いてるぞ~(-。-;))
あんたあいつと寝たんでしょうとかいつからあいつと寝てるんだとか
そんなんばっかしで、物事動かないでしょう普通。
他の♀と寝たからプライドが傷付いたけど絶対別れないとか言っちゃって
そんで大声で歌う訳よ。これでどう共感しろとおっしゃる。
いや、役柄で愛に飢えてるのは何となく理解できるけど、
それにしてもかなりカロリーの高い歌で。聞く側に体力が必要。

その大声で歌ってるのは、助演女優賞のジェニファー・ハドソンなんだけど
確かにビックラこく程歌、上手いです、いや、上手すぎ。
だから映画の1曲目、3人で歌うソロパートは度肝を抜かれた。感動した。
ああ、すげえな、上手いな、表現力もあるなって素直に思った。

だけどさ、やっぱりね、これだけは巷の意見に賛成なんだけど、
抑えるところを知らないと、聞いてる方はツライのよね。
コンサートならいいの。イベントでもいいと思う。
でもね、これは、映画なのよ。バランスってものがあるのでは…。

確かに彼女のキャラだけは立ってる。
でも立ち過ぎちゃって、他のキャラが浮き立ってこないのよね。
あのエディ・マーフィでさえも彼女の迫力の前に霞んじゃう。
(どうして助演男優賞貰えなかったのかが解る気がしたわ)

音楽は素晴らしいので、一見の価値は大有りです。
だから見終わって10分くらいは「あー凄かった」って思ってるんだけど、
それ以上経つと「でも残んないな…」みたいに思えてくる。
それは私の、音楽の歴史への造詣のなさが原因かも知れない。
もっと音楽について深く知ってる人なら楽しめるのかも。