DVD, 2007: lucky number sleven | **コティの在庫部屋**

**コティの在庫部屋**

映画+音楽+本+雑貨+ご飯+お酒+「おべんきう」=私。


**コティの在庫帳**


「ラッキーナンバー7」

Lucky Number Sleven


とにかくね、メンツが凄いのよ。
今をときめくイケメン俳優のジョシュ・ハートネットが主人公、
彼と恋に落ちるのは「ヤッチマイナ!」のルーシー・リュー、
街を仕切るマフィアの大ボス、モーガン・フリーマンと
それに対抗するヤクザな宗教家がサー・ベン・キングズレー
その2人をずっと監視し続ける刑事がスタンリー・トゥッチ、
そして、得体の知れない凄腕ヒットマン、ブルース・ウィリス。

スタンリーと言われてもピンと来ない方は是非「プラダを着た悪魔」をどうぞ。
主人公を叱咤激励&お洒落指南する同僚兼先輩のあの男性です。

始まって暫くは、何だかテンポも遅めだし会話もゆるめだし、
コメディの色の方が強いんかなーと思って見ていると、
1時間ちょっと過ぎた辺りで、「はぁ?どういう事?!!」みたいになる。
そこからの展開は目を見張る程素晴らしかった。映像の作り方も。
これだけのメンツが「脚本が良かったから」という理由で集まったのが納得。
全ての場面が複線だって言ってもイイくらい話は最初入り組んで見えるが
最後に全てが解ると結構なカタルシスが津波の様にやってくる。

ルーシー・リューって可愛いんだなと初めて思った(笑)。
スタイルがいいのは勿論で、Sexyだけど可愛い。
声がいいのかも知れない。囁くみたいな早口の感じ。
だから、彼女のキャラが全然浮かないし、不自然に見えない。
この役をブロンドの女性が演じたら、きっと受け入れられなかったと思う。
また、モーガンとサーベン。言わずもがなって感じでしょうか。
2大オスカー俳優、夢のガチンコ9分長丁場1本勝負。
素晴らしすぎて、舞台を見ている様です。
目の動き1つにも表情があり、憎しみや哀れみや怒りを一瞬にして表す。
すげー。
この2人を見るだけでも価値ありです。

更に。
最後の方で我々は衝撃を受ける。
話もだけど、ブルース様に。
ココ、20年前って設定のシーンなんですわ。
ブルース様、20年前。

かかかかか、かか、カミが、カミがああああああああああっ!!!


何の賞も取らなかったし、話題にもそれ程ならなかったけれど、
人間の悲劇を丹念に描いているという点ではシェイクスピアの延長に並ぶ。
ジョシュは一体何者なのか、フィルム・ノワール的お楽しみをどうぞ。
何より、最後に出てくるブルース様の頭をワクワクしながら見て頂きたい。


タイトルは絶対、元のままのがいいと思うけど、
中でジョシュとルーシーが007の話で盛り上がるので、まあいいかなと。
ちなみにジョシュの言う「1番のボンドは、ティモシー・ダルトンだ」ですが
ダルトンボンドの「消されたライセンス」は、
ワタクシの愛するToroの超可愛い悪役の頃を楽しむのに絶好の1本です。


ヨイ猫、ワルイ犬、カンザスシティー・シャッフル。