「リトル・ミス・サンシャイン」
Little Miss Sunshine
軽い気持ちで観に行ったのがよかった。
過度な期待がなくフラットだったため、逆にぐいぐいココロに入り込んできた。
こういうインディペンデンス映画が米製作者組合賞に選ばれ、
アカデミー賞でも作品賞や、幾つかの候補に選ばれている事に拍手。
主演の2人、夫婦役のグレッグ・キニアとトニ・コレット、
役者が揃うとはまさにこの事。地味だがコメディもドラマも出来る実力派。
言い合い、制し、慰め、笑い、夫婦ってこうなんだろうなと納得のリアルさ。
子供2人もやたら可愛くないところがいい。
ミスコンの女王を夢見るアビゲイル・ブレスリン。10歳にして助演賞ノミニー。
長男を演じたポール・ダノも、スタイルは抜群だが個派俳優路線まっしぐら。
妻の兄=叔父役のスティーヴ・カレル。私知らなかったんですが
「40歳の童貞男」というコメディで主演・脚本をした人だったんですねー。
でも何といってもfunkyなのがおじいちゃん役のベテラン、アラン・アーキン。
ヤクはやるわポルノは好むわロックを地で行く戦中派過激ジジイ。最高。
で、この6人が、「リトル・ミス・サンシャイン」を決めるミスコンに行くため
黄色いワーゲンのおんぼろミニバス(可愛い!)でカリフォルニアへの珍道中。
私が好きな映画の基準ばかりで言ってはいけないかも知れないが、
とにかく、この映画も押し付けがましくないのがいい。
どんなことでも凄くドライに、コミカルに描いている。それでいて、共感できる。
家族って、こういうコトなんだよね。
キレイごとばっかりやってられる訳じゃない。
ぶつかって、擦れあって、支えあっていく。それでいいんだよね。
「真の『負け犬』は勝たないもののコトじゃない。
負けることを怖がる余り、挑戦すらしないものだ」by過激ジジイ。
バベルもいいんだけど、アカデミーでも何か賞を貰わないかな、これ。
肩が凝らず頭もひねらず、それでいてココロが満足できる内容。お薦め。
黄色がキーカラーになるのって、どこの国でもおんなじなのね☆
