「チョコレート」
Monster's Ball
映画館で見たのに最近レンタルした映画。
数年たって、私はこの映画をどう見るんだろうと
いわば自分自身に興味があった。
結論から言うと、より胸を抉られた。
ビターチョコレートを美味しいと思うのに似た味わい。
それにしても良かったなぁ、ヒース・レジャー。
今までは何だか「ふうん」位にしか思ってなかったのだけど
哀愁や苦悩が瞳に深く現れている。いい役者じゃないの。
よし、レンタルが出たら「ブロークバック」見てみよう♪
夫とも息子とも死に別れた女。
決して望んでそうなった訳じゃない。
職を失い、家も失う寸前で、きっとこういうのを絶望と言う。
人はひとりきりで生きていく事は出来ない。
どうしても繋がりを求める生き物だ。
繋がりたい繋がりたい繋がりたい繋がりたい繋がりたい繋がりたい…
数分に渡る情交で語られる無言の台詞はきっとこんなだ。
彼等は決してそれ自体が目的ではなかった。
自分を受け止めてほしかったし、互いに誰かを受け止めることで、
自分が生きている、自分が存在している事を掴みたかったのだろう。
彼らの交わりは余りに真剣で時にその肢体は見る側に苦笑をもたらす。
そこでふと思う。
人は真剣に誰かを求める時、きっとこんな風にみっともなくて、
バカバカしくて、傍から見ればこんなに笑えるんだ。
でも、笑える程真剣に、誰かを求めるって、物凄い事じゃない?
映画館で見た時は不幸にも気乗りのしない連れがいた。
だからどっぷり浸る事も叶わなかった。
今回、1人で部屋で見て、思いっきり泣けた。
この映画の良さが解ってくれる人と見るのでなければ
これは絶対1人で見るのをお薦めする。
そしてハル・ベリーの超ナイスバディをゆっくり堪能して頂きたい。
珍しく、キャッチコピーも邦題もピシャリとはまっている。
明日チョコレートアイスクリームを買って帰りたくなる映画。
