2010/07/13 DVD-12- | **コティの在庫部屋**

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「12人の怒れる男」

12


タイトル通り、あの名画のリメイクなんですが、実は名画を見る前にこれを借りてしまったw

現代版、と聞くと借りずにはいられない病が発症するもので。

「オーシャンズ11」なんかも、「11人の仲間たち」よりスタイリッシュで楽しかったしね。


映画95分ベスト説を勝手に唱える私にとっては160分というのはもう考えられない程長いのだが、

この映画、全く長さを感じさせない素晴らしい作り。

勿論、原作がいいからに他ならないんだろうけど、オリジナルと思われる部分も相当秀逸。

チェチェンなど隣国との関係、暴徒と化す若者、貧富の差、科学への無理解、行政の遅滞、

テレビ局、ユダヤ人、アメリカ人、裏ビジネス、離婚、ホームレス…

原題ロシアにおける問題を片っ端から取り上げているが、決して重苦しくなり過ぎていないのが天晴。
とにかく役者が皆素晴らしい。個性的で、ユーモアもあって、真摯。


何度も映し出される犬や紛れ込んできたスズメなど、若干くどいと思わせる場面もないではないが、

それを差し引いても有り余るほどの見応えと満足感。

160分、たんまりじっくりがぷりよつ組ませて頂きましたわん。

オスカー外国語映画賞ノミニーも大納得。


ハリウッドでは決してあり得ない、きれいごとではない結末がまたいい。

あれが現実だよ。だからこそ、救いの手が差し出されるのだろう。