「愛を読むひと」
The Reader
いやあ、参ったねえ。
早送りなし一気120分まさにノンストップ。
いい映画とは、こういう映画を言うんだと思う。
勿論原作がいいからに決まってるんだけど、でも、
原作を台無しにしている映画もいくつもあるからねえ(;´▽`A``
そう考えると、この映画は凄い。
何が凄いって、ケイト・ウィンスレットが凄い。
ある雑誌に書いてあった通り、彼女は、自分をキレイに撮られる事に対して
1ミリも興味がないんだと思う。
それって凄い。しかもそうであるのに、人間としての美しさが滲み出ている。
また脇で出てくるブルーノ・ガンツとレナ・オリンの味わい深さたるや。快哉。
ワルキューレとこの映画が同年に公開されたってのは、とても興味深い。
ドコの視点から見るのかによって、全く違う見え方になるから歴史は難しい。
彼女にとっては、正義とか戦争とか、そういう類のものではなかったんだよ。
生きるためにしていた仕事に過ぎなかったのだから。
その、生きようとする彼女を、誰が罰せられようか。
15歳の少年に癒しを求めた彼女と、
年上の女性の愛を貪った彼を、
誰も止められないのと同じに。
