クロコダイルバックができるまで…その3 | 呉服店のLINE@サポート!ビーマンブログ

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呉服店の販促を紙媒体主体から「webを活用した販促」に大きく転換。呉服店に特化したLINE@実践会「With upの会」を運営。
フルオーダで創るオリジナルバック&ファーストバージンダイヤモンド等、呉服以外の商品企画もメーカーと共に開発。

こんにちは。ビーマンです。
今回は、「クロコダイルバック企画」から得た専門的な情報を分かち合い。

もし今後クロコダイルのバックを買うときには、きっと役に立つけど、
興味ない人には全く役立たない話です…(^^;



みなさんは、ワニの頭蓋骨って、興味はありますか?


私は、ほとんどありません(笑)


これが、ワニの頭蓋骨です。




チョットわかりにくですが、かなり大きいです。

後ろに小さな穴が空いているのですが、そこに脳みそがあるそうです。

体の割にかなり小さい感じがしました。


さて前回までで、クロコダイルの染色が終わりました。

この段階では、まだ革はかなり分厚く重たいままです。

そこで内側を幾重にも刃が付いている特殊なローラーで回し削るように、薄くしていきます。





これにはかなり高度なテクニックが必要です。

熟練した技が必要なだけでなく、かなり危険な作業なので、賃金は高額だそうです。





この人が、ココでは技術的に最高の賃金を貰ってるらしい…(^^)



これは、何だかわかりますか?





薄く削ったら、今度は革が縮まないように引っ張って乾燥させます。




大きなフェンスのような所に一枚づつ貼り付けて、乾燥室へそのまま入れます。

それぞれの色に染まったクロコダイルは、使い方によって色落ち防止のために部分的に手で染めたり特殊な染料で加工を施していきます。








ご存知だと思いますが、クロコダイルにはピカピカ光るシャイニングという加工と表面が光らないマット加工というのがあります。

これは、染色の段階ですでに決められていて、それに応じた染料が使われて染められます。


マット系の革は、特殊な器具を使って手作業で柔らかくしていきます。





で、こちらがシャイニング加工です。




瑪瑙(めのう)を使って、高速で圧力をかけています。




この加工が、クロコダイルをピカピカにしてくれるのです。




実は最初、何かニスのようなものを塗っているのかと思っていました(^^;


なぜ、瑪瑙を使うかといえば、瑪瑙は熱を持たないので、革が火傷しないのです。

他の材質だとすぐに熱で革がダメになるそうです。




この段階までの加工をヘンローン社で行うことが 最も大切なことなのです。




なぜなら、ここまでの加工をしたヘンローン社で染色した革こそが世界最高級と評価されるからです。

そう、ヘンローン社の染色こそが世界No.1品質のクロコダイルを作り上げるのです。


大切なポイントの一つは、同じヘンローン社製の革を使用したとうたっていても、
染色がヘンローン社で行った革かどうかです。


そこが一番大切な部分です!


はっきり言って、ヘンローン社のクロコダイルもピンからキリまで、
5級から1級、そして1級もAからトリプルAまであるのです。

残念ながら染色をヘンローン社で行ってない、ヘンローン社製は
低ランクの革を海外で染めているのがほとんどです。


その証拠に 世界的に超一流と言われるHさんやVさんなどが仕入れていくのは、ヘンローン社で染めてからの革を仕入れているのです。


あっ、仕入れるっていうのは少しニュアンスがちがいます。言い換えますね。


HさんやVさんは、漂白した段階の革を直接一点一点チェックして仕入れ、
それぞれの指定色に染めさせているのです。


実は、私がヘンローン社に行っている時に、何度もHさんやVさんにお会いしています。


その時聞いた事が、とっても興味深い話でした。


次回は、その話もしっかり書きますね(^^)