情報誌「和的生活」を作った理由 | 呉服店のLINE@サポート!ビーマンブログ

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呉服店の販促を紙媒体主体から「webを活用した販促」に大きく転換。呉服店に特化したLINE@実践会「With upの会」を運営。
フルオーダで創るオリジナルバック&ファーストバージンダイヤモンド等、呉服以外の商品企画もメーカーと共に開発。

少し長くなるけど、早いうちに素の自分を知ってもらうために自己紹介も兼ね「和的生活」という情報誌がどんな経緯でなぜ誕生したかを書いておきます。

それは約30年前に、たまたま呉服店に就職した事が全ての始まりでした。

私は大学進学のため、香川県から大阪に出てきたと同時に1年間住み込みで新聞配達のアルバイトをしました。当時は、人見知りも激しく人と話す事が苦手だったのです。ところが、朝夕刊配達の他に毎月300軒あまりの集金も行っていたため、自然に人との会話にも慣れ、いつしかおしゃべりの部類に所属してしまいました。
 
その後、当時大阪では超一流ホテルだったロイヤルホテルのベルボーイのアルバイトを2年ほど経験しました。この時は、自分とは全く違う生活レベルのお客様にビックリすると同時に接客の大切さを身を持って感じました。卒業後は、先輩が貿易会社を立ち上げるとの事で呼ばれましたが、案の定1年経たずに潰れてしまいました。その時は結婚が決まってたので、無職じゃカッコ悪いとの思いで、とりあえず軽~い気持ちで就職したのが近くの「呉服屋」でした。これが、私の呉服業界への第一歩だったのです。

入社当時は無線付きの営業車で催事に勧誘するのが主な仕事で、朝早くから夜遅くまで案内状を持って訪問する日々が続きました。 時には大島紬や宝石の外販でお客様の家に夜中まで居ることも…。今思えば、よく頑張った時期でもありました。その甲斐もあり十数人の部下を持つのですが、多くの部下をただガムシャラに訪問させるのではなく、効率よく成果が上がるような企画や効果的な販促ツールを考えたりするようになりました。営業社員の大変さを実感し経営者や上司の悩みも体験、そして何よりお客様に直接接してきた10年余りの経験が今は大変ありがたいと思っています。
 
小売屋サンを退職した後は呉服業界に特化した印刷会社に入社。そこで10年余り、数多くの案内状作りを通じて様々な形態の販促を経験してきました。この間、景気や経済環境など大きな変化もあり、呉服店を取り巻く環境から顧客心理までも変えてしまいました。消費社会が変わったならば、呉服の企画も販促もそれに伴い変わらなければと、それまでの旧態依然とした印刷会社を辞め独立する事を決心しました。
 
今から8年前の独立と同時に、これからのお客様と店の絆作りは着物という商品ではなく、着物を通して得られる満足や感動体験だという思いを込めて創刊したのが「和的生活」です!

 昔私が呉服の営業を始めた頃のように、立派な案内状を持って何度も訪問する事で売れた時代はもう終わりました。お土産や豪華な特典、金券やカニを配って売れる時代も遥か昔の事となりました。
そして「こだわり」や「ホンモノ」の商品の時代になったかと思えば、今や世の中こだわってない商品を探す方が難しくなりました。
言い換えれば、いくら他店との差別化を目指しても、もはや商品やサービスで圧倒的な差をつける事自体が無理な気がします。
特に最近は店の独自化を図り、顧客のと関係性を築く事が最も重要で急ぐべき課題だと方向転換する専門店が増えてきました。
だからこそ、顧客との関係性を築くには情報誌やニュースレターが不可欠な時代に突入しています。

 私は、呉服店ほど顧客との深い関係性を築ける業種は無いと確信しています。ただしお届けする情報誌が着物満載では案内状の延長線でしかなく、顧客との話題も関係性も着物というモノの域を越えることは難しいとも思っていました。そこで呉服業界での経験を活かし、 日本文化の「和」と女性の憧れる「京都」をコンセプトとし、着物という枠を超えてお客様との関係性をさらに深めるための情報誌として8年前に「和的生活」が誕生したのです。

ふぅ~長々とお読み頂き、ありがとうございました(^^)

秋号表紙