非シス人7周年記念公演『広島に原爆を落とす日』
あっという間に千秋楽を迎えます。

ご来場いただきました皆様、本日お運び下さる皆様、
そして気にかけて下さった皆様心より感謝しております。

この3カ月弱、素敵なメンバーと出逢えて、時を共に過ごし
本日を迎えることが出来ました。
本当に有難うございます。

名残惜しい気持ちでいっぱいです。






今回の作品に向きあいながら、
運命(さだめ)、宿命、因果…様々なことについて
考えさせられてきました。
“愛”というのは何なのだろうと。
「想う」と言うことなのではないかと。
想いというのは、
言葉で伝えて伝わるかもしれないものであり、
空気と共に流れて伝わっていくかもしれないものであり
個と個が繋がり合って、世界になっていくのだろうと。

究極の状況下で、どうにもならない状況で
生き抜いていく…命を落とさざるを得ない…
恰好よくて、恰好悪くて、たまらなく切なくて…

それはいつの時代も振れ幅の違いはありながら
普遍なのではないかと思っています。


私竹下、髪百合子という役に再会できた幸せを
噛みしめております。
彼女の真意と選択せざるを得ないこと…
そして、選択した結果。
決して状況に屈することない気持ちは持ち続け、
それでも感情論に流されることなく任務を遂行し、
後世のために生き抜いていく。

彼女という人を読み解き、演じながら
必ず、人一人一人が存在する明確な意味があり、
どんなに非難をされたとしても、
何かを全うしていく姿から
きっと何か伝えられるものがあるのだろうと
日々感じさせられています。

今回の広島に原爆を落とす日
非シス人版、“大恋愛活劇”
人を狂おしいくらい愛おしく思うこと
それを心に刻み、恰好よく、恰好悪く
千秋楽を生きられたら。

劇場にてお待ちしております。