秋の風景。
明けて、本日は満月が見られるか。
雨という予報もあるから、如何なものか。
まだ暑さが残っている今年の9月後半。
本格的に涼しくなるらしい。
ただ、秋を待つ気持ちなのか、
秋を感じようとしているのか
何となく気持ちは秋めいてくる。
11月公演もあと、一ヶ月ちょっとで本番。
果たして、竹下の演じるお婆は何を感じ生きたのか。
人生の重み。そこに滲み出る愛。
喜び、楽しさ、悲しみ、怒り、細かな感情、
それは、日々沸き起こり、積み重なっていく。
役者の作業はそれをどう表現するのか。
いくら心で感じていても、どう表現するか。
あぁ、難しや・・・
ひとつの役と向き合うごとに、そして、
一本の芝居に出逢うと共に越えたい壁がある。
日常でも、失敗を繰り返すときがある。
あの時、もっと違った言葉で伝えたなら、
違う行動したなら。
その時、変わらない自分に出逢い気づく。
それが、自我なのか。
あー、そんな自我はいらぬのに。
この季節、ちょっと涼しい風が吹くと、
過去が追いかけてくる。
そして、私が31歳として、時を過ごせるのも、
あとわずか二週間。
自分について考えねばならぬ時期なのだ。
気づいたら31で、まもなく32。
時は流れているのだから、
今を等身大で、少しの先を見ながら
過ごしていきたい。
楽しいとき、
世界は光に満ちていて、お花畑のようで・・・
人をいっぱい愛することが出来て
言葉が溢れてきて
にこにこになる
辛いとき、
太陽の光がまぶしすぎて、
自分しか見えなくて、
言葉を失い、人を愛する心を失い、
無表情になる
人生を重ねたお婆ちゃん、
まだ私は年齢的には追いつけないけれど、
今までの私の人生観、
それを少しでも重ね合わせることが出来
表現出来たらと想う。
お芝居が出来ていることに感謝を、
出逢えて支えてくれている人に感謝を、
未熟な自分を見つめて、自分と付き合って、
そして自負を持っていこう。
テーマは 『人を愛し、愛されよう』