今の選挙制度、変わるといいのに。 | be-justのブログ

be-justのブログ

ブログの説明を入力します。

 いろいろな選挙がありますが、ここでは国会議員選挙について。

 国会というのは国民の代表が集まる場所である以上、本来、国民の意思が適切に反映された場(縮図)であるべきと思います。現状は、支持率がが30%程度で議席占有率が65%というのは如何なものでしょう?民意が歪めれれている、と言わざるを得ないのではないでしょうか?

 これは小選挙区制度に起因し、問題が多い制度と思います。小選挙区制度だとよく政権が安定すると言われますが、これは第一党が絶対有利で、言ってみれば制度による「独裁」が実現するから「安定」するのでは?ですので、当然、その弊害も出るでしょう。国民の意思に近い国会とした上で、どういう内閣にするか、どういう法案を俎上に載せ決定するかなど、民意を反映した構成の国会の中で議論し決めて欲しいとと思います。異論があってもそれを纏めていくのが国会議員の務めでしょう。

 日本では2大政党制を良しとする傾向があるようですが、政党間で調整した連立内閣となっても問題ないのでは、と思います。実際、ヨーロッパの多くの国では連立政権ですが、その構成が変わっても特に政治が不安定になるとは感じません。

 国会議員選挙で小選挙区制と比例代表制を併用しているのは、中選挙区は費用がかかる等の理由で選挙区制度の改革をする中で、単に与野党の妥協の産物ではないかと思います。また選挙区が地区割りで設定されているのは、普通選挙の制度ができた当時は新聞・ラジオ・テレビ等のマスコミも少なく、インターネットも無い時代で、その地域の人物しか情報がほぼ無かったから、なのでは?国会を国民の意思の縮図するには、当然、大選挙区制(比例代表制)を主とすべきと思います。現在(及び将来)のメディアの充実、ITの進歩を考慮すると、候補者の意見は全国津々浦々まで届くものと思われますし、そうした仕組みを整備すべきでしょう。

 

 少し、具体的に選挙制度案を例示すると、例えば、衆議院はブロック別とするにしてもを10ブロック以下の分割とし、ブロック別非拘束名簿とし、無所属の場合は個人名で良いでしょう。参議院は全国区のみ、個人資格、無所属での立候補のみ。ただし政党の推薦は可。なお、参議院議員は個人の考えに誇りを持って、議決に参加して欲しいです。(参議院改革についてはまた改めて述べたいと思います)

 さらに、各候補者の意見・主張については、選挙管理員会のHPに掲載するようにし、VoteMatchのさらなる普及を期待して公的なVoteMatchシステムを用意し、第三者委員会(国会の小委員会+マスコミ等で案作成?)が設定する数十~数百程度の政治・政策イッシューの質問に対し、各候補者は回答する義務を負うようにする。また、過去の国会内での投票行動についても、VoteMatch用データベース上に公開されると良いと思います。立会演説会や公開討論などもネット上でできるでしょう。選挙カーでの名前の連呼や握手歩きなどに全く意味は無いと思います。

 選挙制度で政治が決まるのではなく、国会は国民の縮図として国会の中の議論と調整を通して政治を決めて欲しいです。

  

 選挙制度で政治が決まるのではなく、国会は国民の縮図として国会の中の議論と調整を通して政策政治を決めて欲しいです。議員さんは自分自身の利害に関することについて改革できたためしは無いので、難しいのでしょうね、はぁ。