「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

「不登校・ひきこもり」と向きあった日々

私たちは不登校・ひきこもりを体験した子どもたちをもつ保護者の集まりです。
「先の見えない不安や苦しさ」「相談できない孤独」「わかってもらえない悲しさ」 このような中で自分と向きあってきた日々をつづります。

娘が中学1年生で完全不登校になって

谷口英子先生のカウンセリングを受けるようになり

「娘の話をひたすら聴く」

ということを続けて8年が経ちます

 

最近は

不登校当初には教えてくれなかった

学校での嫌な出来事や

その当時は言語化できなかった心境を

話してくれるようになりました

 

学校生活では

急に怒り出す担任の先生が怖くて

なるべく注意されないように

言うことを聴いて

頑張って「良い子」を演じていたけれど・・・

 

「良い子」をやっていると

勉強以外の雑用が増えてくる

他の子は遊んでいても

自分だけは用事を言いつけられる

 

失敗すると怒られるので

頑張って注意しながら

頼まれた用事をこなしていく

 

でも・・・

時々ちょっとしたミスや失敗をすると

先生が「やっとこの子がミスをした」

という感じで

必要以上にみんながいる前で叱りつけてくる

 

みんなはこんな用事を言いつけられないし

叱られないのはなぜだろう

 

そして

友だちも

「〇〇は代表に選ばれていいわね」

「先生から気に入られていいわね」

というようなことを言ってくる

 

学校には気の休まるところはない

一人になりたくて図書館に行っても

外で遊びなさいとまた怒られる

 

ここは地獄だ・・・・

 

不登校になる直前は

そんな風に思っていたようです

 

 

担任の先生は

個別懇談会などでは

いつも娘のことを褒めていたので

私は

娘がこんな心情だったとは

思いもよりませんでした

 

「気持ちを分かってあげられなくてごめんね」

と謝ると

 

「私もあれが『いじめ』なのかどうか

もう記憶もあいまいで分からないし

そもそも当時は表現できなかったから」

と答えてくれます

 

何年も経ってから

こんな風な会話をすることがあります

 

渦中のことを思い出したり

真相が分かったりするのが

辛くないといえばウソになりますが・・・

 

ふとした時に

娘と真剣な話を素直に本音でできる

そんな親子関係は一生の宝だと思っています

 

 

by   なないろ

 

 

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