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埼玉で、行政書士をやっています。

ちまたでは、年金分割しても、たいしてもらえない、やっても
無駄みたいな話を聞きますが、なんでも「ないよりはまし」主義で
いきましょう。

特に、借金をこさえてしまった夫と別れたい人は、要注意。
賭け事やら、酒代など、お金を使い切って、そのうえ、借金ばかりの夫と
別れる人もいますよね。あるのは、ぜい肉と借金だけ、なんのとりえもなし、
そんな人でも、どういうわけか、会社にだけは、行って働いているという
人もいます。

財産分与をしようにも、借金とぜい肉では、分けようがありません。
というか、いらないですね。

もちろん、原則をいえば、借金だろうと、高額預金だろうと、婚姻期間中に作
った財産は分けます。プラスの財産のみならず、マイナスの財産も半額負担で
す。ですが、これは「結婚生活の維持」のためのものですから、賭け事の借金
は、夫単独借金です。関係ない妻は負担する必要ありません。

ですが、ないものは、ない。強いものです。家計破たんして、ないものは、ない。
あるのは、ぜい肉と、借金。そんな場合です。

しかし、
夫は今は、手持ちのお金がないとしても、婚姻期間中に夫が払ってきた
厚生年金保険がありますって(会社には、行っていた夫を持つ人には)。

家計破たんして、今はお金がなく財産分与ができないと、こんな男をえら
んだ私がばかだった、損ばかりの人生だと、泣き寝入りするのではなく、
「将来」があるさ、です。

せめて、元夫君は、年金分割だけは、してあげてね、と祈るような状況です。
そうすれば今すぐとは、いきませんが、老後になって、年金をもらうとき、そ
の分が元妻に加算されますから。

そのためにも、妻である自分が原則25年の加入期間を満たすことが重要になり
ます。せっかく、元夫から、分割してもらっても、根本である自分に年金もらう
資格がなければ、話にもなりません。

なんていったって、自分の年金に「元夫の分がプラスされるだけ」だからです。
自分が資格なしなら、年金自体がもらえません。足してもらえるはずだった夫の分
もパアになります。

だからこそ、年金保険料は払うべきなのです。生活が苦しければ、市役所にいって、
免除申請してください。くれぐれも、「不払い」だとか、「未納」なんて
しないように。免除は、所得によりますが、全額免除なんていう人もいます。
後で、加入期間が足りませんでしたというと、もったいないです。免除申請は
恥でもなんでもありません。