【夢で逢えたら】レビュー [7] 。
【第007回】
1989年.6月3日放送
構成作家:廣岡豊・和泉光晴・藤沢めぐみ・清水東
〝〝努力、根性、忍耐。だいっっキライ!〟〟
【根性だして】
自分を鼓舞しながら、1人、自宅で腕立てをはじめた南原。
しかし、目標とした回数には遠く及ばないまま疲れ果ててダウンしてしまうと、
誰も見てないのをいいことに、つい数秒前の自分を完全になかったことにし、
だらだらとしはじめる。
終いには、声に出して自分の力のなさをあっさりと認めるほどの大胆さ。
1人暮らしゆえの気楽さ。
「根性なんて、持ってませんよー!」
【もう少しのガマン】
ガマンができない性格のせいで、せっかく任せてもらった大切な仕事も、
いつもうまくいかないんです、と教会で告白をはじめる内村。
神父(松本)はそんな内村のために、聖書からの言葉を引用して説教を
はじめるが、あまりの長い話に、「ガマンできないよう」
さすがにそれには呆れ果て、怒りだした神父に、
わかりました、もう少しガマンして聞きますよ、と1度は折れた内村だったが、
「ほんなら、今日は特別に・・・」と、神父が再び話し始めたのは、
『ワシが、どうして浜田と組んでダウンタウンというコンビを始めたか』、という、
興味は惹かれるものの、今の時点ではまったく不必要なエピソードだった。
【耐えられない・・・①】
おなじみとなった、男性メンバーが代わる代わる出演して、同じテーマで
演じていくコント。
今回は公園のベンチで野沢が、自分たちの関係を清算しようと彼に、
「私、もうこんな関係、耐えられない・・・・・・」と告白する。
内村はまったく現実感なく、
「まいったなあ」と、ただ愛想笑いで誤魔化し通そうとする。
【すごいよな!】
飲み屋で、自分がすごいと思う偉人たちの名前を挙げて、
きっと努力したんだろうな、と語りあう、浜田と野沢。
しかし、同席していた内村が考えるすごい人は、小柳ルミ子の旦那さん。
理由は、並の忍耐力じゃ務まらないから。
2人は思わず納得して頷いてしまう。
【耐えられない・・・②】
「私、もうこんな関係、耐えられない・・・・・・」
松本は驚愕して、抱きつき、逃がすまいと、すがりつく。
なぜか、ずっと無言で。
【コツコツと・・・】
いつも僕のために頑張ってくれている父ちゃんのために、と
お小遣いをコツコツ貯めて、プレゼント買ったんだ、と語る
息子のケン坊(内村)。
その健気さに、思わず涙ぐむ父ちゃん(浜田)だが、そのプレゼントが
電動の肩タタキだとわかると、
「なんやとぉ・・・・・・?」と、表情は一変。
無邪気な笑顔を見せていたケン坊も、いつものように瞬時に表情を
凍りつかせる。
「おまえ、ズボラかましてんのか!」
「オノレが、その手でオレの肩を叩いたら、ええやないか!」
「そんなにワシの肩を叩きたくないんか!」
と、次々と出てくる理不尽な怒りに、ケン坊は今回も必死で弁解を試みる
が、父ちゃんにはやはり通じない。
【耐えられない・・・③】
「ねえ、私もうこんな関係、耐えられない・・・・・・」
浜田は激昂して、「なにをガタガタ抜かしとんねん、蹴りいれたろか、ハラに!」
【しょうがないだろ!】
異常なまでの重ね着をし、中心には火鉢、さらにストーブを何台もつけて、
暑さの我慢大会をするメンバーたちだが、南原が1人早々に、いかにも
バカバカしいや、というようにやめて離脱してしまったことで、内村は泣き崩れ、
浜田は包丁を持ちだして怒り、清水は南原を庇ってその包丁で刺され、と
その場は一気に修羅場へと変わり、南原1人が絶望的なうめき声をあげる、
全員参加のコント。
ちなみに松本だけは、なぜか毎回、このシリーズでは犬役。
✤
【バッハスタジオのある町】の今週のゲストは今の姿からは、ちょっと想像
できないくらい痩せている、つのだ☆ひろ。
というわけで今回の歌はもちろん、〔メリー・ジェーン〕。
ゲストがバラエティに慣れているせいか、コーナーは最初からかなり
和気藹々と進み、早速、歌の練習に突入。
このコーナーとしては、かなり久しぶりに、本気で充実した練習を終えた
メンバーたちは、ついに本番の歌に挑戦することになるのだが、そこで選ばれた
のが、なぜかその状況に1番相応しくない人物、としか思えない松本。
案の定、練習の成果はほとんど出ることがなく、本人も半分笑いながら、という
ひどい歌が披露されたのみとなるだが、メンバーはそれなりに納得の表情で、
コーナーは終了する。
連続シットコムドラマ【熱血宅配ボーイ南原二郎 トラブルファイル】は、
深夜で放送されていたころのキャラクターが、またまた再登場。
落ち目となった演歌の大御所、松本幸太郎(松本)が、嫌々ながら、
尊大な日本舞踊の有名な先生(内村)のところに弟子入り、ツルや、
キツツキの舞いを即興でやらされることになるのだが、その顔が好みじゃない
と言ってはばからない先生からは、どう踊っても、いいところ爬虫類呼ばわり。
さらに勝手に「ニョロ松」のあだ名までつけられ、最後にはコーヒーの
配達にやってきた南原と、日舞対決まで行われるも、結果は全敗。
呆れた先生からは、「あなた、何しにきたの?」と問われるが、それは本人
だけでなく、いきなり対決させられた南原も同じ思いだったに違いない。
エンディングのトークコーナー、今週の衣装はいいよ、と語る内村は、
メンバーから今日の衣装に点数をつけるとしたら?と聞かれ、「62」。
ということは、先週までは相当酷かったんや、と痛いところを突かれ、
内村も言葉に詰まる。
さらに視聴者からのハガキで、野沢と南原の、熱愛疑惑が発覚。
『野沢の南原を見る目だけ少し違う』、という微笑ましい投稿に、
「そんな目はしてない!」と、はっきり否定する野沢だが、
南原はニコニコと、「ま、僕はときどきそれを感じてましたけどね」と
不適な笑顔。
まさかこれが、後々まで遺恨となって続くことになろうとは、このときは
まだ、誰一人と予想をしていない。

