【428 ~封鎖された渋谷で~(体験版)】 その②。 | 初心者同志

【428 ~封鎖された渋谷で~(体験版)】 その②。

ついに発売が迫ってきた、

Wii専用のゲームソフト【428 ~封鎖された渋谷で~】


なんだかサウンドノベルらしくなく、前評判もとてもいいみたいで、

今度こそ売れるかも知れないぞ、とちょっとドキドキ。


ちなみに、その【428 ~封鎖された渋谷で~】とは?


12月4日に発売が決定している、Wii専用のゲームソフト。

チュンソフトが製作した、サウンドノベルの最新作で、

複数の主人公が同じ時間、同じ場所(同じ街)で、それぞれの視点から

始めていく物語を、主人公を交代させたりしながら、

テキストと、実写の画像や映像で楽しんでいく作品。


詳しくは前回のシステムレビュー編 を。


というわけで、今回は【428 ~封鎖された渋谷で~(体験版)】

ストーリー部分をレビュー。


まずは公開されている5人の主人公について。


とても気になっているのは、システムが近い【街】のときと同様、

主人公が男性ばかりだということ。


この作品は独立した主人公たちの物語が様々な形で、他の主人公たち

の物語とも絡み合い、すれ違っていくものなので、男ばかりだと、

どうしても視点が偏りがちになってしまいそう。


ちなみに5人いる主人公のうち、着ぐるみを着たまま、

渋谷の街を歩き回って活躍することになるらしい、謎の人物タマの中は

女性、らしい。


428 ~封鎖された渋谷で~ タマ

タマは今回の体験版では遊べなかったので詳細は不明ながら、

その異色さ、そして風貌のインパクトさなどは、このサウンドノベルが実写で

あるからこそ発揮される存在感でもあるので、かなり期待したい主人公。


というより、ちょっとズルい・・・・・・?


ただ、現在テレビでも公開されているらしい、、【428 ~封鎖された渋谷で~】

コマーシャルを見たけれど、その中では本作はかなりハードな物語が

展開されるような印象をうける仕上がりになっていた。


でも、実際は決してそればかりではなく、チュンソフトのサウンドノベルらしい

コメディー感覚の溢れたストーリーや演出があちこちに見られるつくりに

なっているので、たとえば、1人の主人公の物語が語られている

その裏側では、もう1人の主人公がこんな事態に陥っていました、

という本作の肝とも言うべきシステムなどの場合、


身代金の受け渡し現場に、犯人がついに現れた。

そのとき!

タマは実は・・・・・・。


みたいな、決してシリアスなばかりではない、もう一つの側面を

象徴するような存在としては、これくらい飛びぬけた印象を与えて

くれたほうがちょうどいいのかも知れない。


他にも今回遊べた範囲では、

「もしかして、女性ユーザーに媚びたの?」

と、最初に見たときは思ってしまったくらい、二枚目すぎる若手刑事の

加納慎也は、見た目とは裏腹に、実際に遊んでみると、刑事という仕事

を盲信過ぎるあまり、ときどき、かなり飛びぬけた思考が飛び出すことも

あるという、ちょっと変な人物で、油断するとすぐコメディーな物語になり

そうな、楽しいキャラクターになっていて、好印象。


428 ~封鎖された渋谷で~ 加納慎也


さらに、最初に紹介されたときから、いまいちキャラクター性が見えて

こなくて、ただのクールな若いチンピラのように思えていた、

〝誰よりも渋谷を愛する男〝、遠藤亜智は、自ら進んで面倒ごとを

背負い込む、実は気のいい普通の兄ちゃんといった性格で、

こちらも実際に遊んでみて一気に愛着度が湧いてくるキャラクターに

なっていたりと、


428 ~封鎖された渋谷で~ 遠藤亜智


さすがにメインのシナリオでそれぞれに主人公を張るだけに、魅力的な性格

揃いとなっていて一安心。


また、それぞれのストーリー自体も、少し読んだだけで、

いくつもの複線があちこちに張りめぐられているのがわかるくらい、

思わせぶりな展開、謎に満ちたキーワードなどが次々と登場し、

テンポのいいストーリーがそれにさらに拍車をかけるという、

思わず先に先に、とドンドン読み進めたくなるような作品になっている。


渋谷の街を上から映していく情景のムービーから始まるオープニング。

怪しげな動きをする人。

外から車の窓を叩く女性。

爆発。


と、ゲーム開始と同時にテキストなしで一気に見せられる

期待感を煽るようなゲームの導入部分もゲームの製作当初に

意識したという海外ドラマを見ているみたいで、文句なし。


さらにここに、時には主人公以上に魅力的な脇役が加わり、

そしてさらに、「TIP」機能のおかげで、実際は物語にはほとんど絡まない

ただの通行人や、登場する地名、用語にまでスポットが当たったりと、

その物語の広がりの可能性はさらに大きくなっている。


主人公の横をただ通りすぎる人、ほんの僅かに言葉を交わして

去っていくなんでもない脇役にまで存在する物語、

すべて読める、〝どこまでも読める物語〝という、本では絶対に味わえない、

ゲームならではの楽しみをどこまでを追求した作りは、

これまでずっとこのサウンドノベルというジャンルで遊びながら、

【街】以上の満足感を得られなかった1人としては待望の最新作。


これで唯一の心配は、


「今回こそは、売れるかなあ・・・・・・?」


ということだけ。


また次回作の発売まで10年も待つのは辛い。

ホント、ぜひ、売れて欲しいなあ。



   



ちなみに、本作は詳細はまだ不明ながら、インターネットにも繋がるとか。


新シナリオのダウンロード?

それとも、プレイヤーのシナリオ投稿?


うーん、なんだろう。