テレポーテーションの技術。 | 初心者同志

テレポーテーションの技術。

子供のころは、UFOや、宇宙人のことを扱っている

本を読むのが大好きだった。


いるのか、いないのか。

存在しているのか、していないのか。


そんな境界線、ぎりぎりのところにある、

あやふやな事実を教えてくれる本を読むのに夢中だった。


折しも日本では当時、UFOブームがあり、ミステリーサークルや、

ネッシーなどが大きく話題になった、少しあとのことだった。


ただ、どの本を読んでも、書いてある中身に、

あまり大差がないことが、いつも不満だった。


境界線はどこまで行ってもも曖昧なままで、けっきょく、

「いる!」とも、「いない!」とも、断言してくれないのだ。


うーん、本当のことを知りたいっ!


そんなとき、ふと、私の目についたのは、

そんなオカルト系雑誌が並ぶコーナーの中に混ざって、

一緒に置かれていた科学雑誌だった。


UFOや、ネッシーなんかは、いるかどうかもわからないけれど、

科学の場合はほとんどが、すでに実現したことか、

あるいは、近い将来、起こり得る現実だ。


大人になった今、科学専門誌の中で紹介されている

最先端の科学を見ていると、子供のころに、未来の世界を描いた

漫画や映画を見て、ドキドキしていたのを思い出す。


ネッシーやUFOが見つかっても世界は変わらないだろうけど

今も世界のどこかで研究され、誕生している最先端の科学は、

間違いなく、この先の世界を変える。


これって、すごいことだ。


たとえば、テレポーテーション技術。

瞬間的にある場所から、別の場所へと移動すること、

つまり、「どこでもドア」の技術のことだけど、これも、

いつかは実現するのかも知れない。


今、研究されているものに、【量子テレポーテーション】

呼ばれる技術がある。


詳しいことを書けるだけの知識はないけれど、

この技術を説明すると、こういうことになる。


同時に生まれた光子二個は、どれだけ離れた場所にあっても、

一方を操作した瞬間、もう一方も変化する。


つまり、「テレポーテーション」と言いつつも、

実際になにかが、瞬間的に移動するのではなく、

どんなに離れたところにいても、もう一方の兄弟に

なにが起きているのか、瞬時にわかる一卵性双生児のように、

一方に起きた変化を、もう一方が受けとる現象のこと、だという。


でも、これは理論だけのことでなく、

既に正式な実験も成功していて、実現可能な技術として、

いまも世界中で研究がつづけられている。


子供のころは、自分が大人になるころには、

電話は携帯できるくらい小さくなるなんて、思いもしなくて、

しかも、車はすべて宙に浮いて走っているに違いない、

なんて思っていた私だから、これから先のことなんて、

とても想像できそうにない。


でも、楽しみだな、と思う。


未来の技術すべてを使う必要はないのだ。

結局は、どれを使い、どれを使わないかを選ぶのは、

人それぞれなのだから。


それに、未来になれば、今度こそ、

UFOや、ネッシーのことが、もっと、はっきりわかっているかも

知れない。


うーん、なってるといいなあ。