当たりつき駄菓子との対決。
子供のころは、よく駄菓子を食べた。
ほんの僅かなお小遣いで、子供心に物欲を満たしたいと思ったら、
やっぱり、駄菓子以外には考えられない。
そして、もちろん、どうせ買うのなら、オマケつきのお菓子がいい。
のだけど、オマケつけのお菓子は、普通のお菓子よりも、
大抵の場合、少しだけ高価なのだ。
うーん、ここは、子供としては悩むところ。
しかも、オマケは、実際に中を開けてみるまで、
何が入っているか、わからないことが多い。
パッケージの裏側に載っている、入っているオマケの全種類を
紹介している絵柄を、何度もチェックする。
えっと、あれが入っていたら当たり、それ以外だったら外れ、か、うーむ・・・・・・。
で、悩みつつ、ちょっとその横を見てみると、オマケは付いていないものの、
当たりクジのついたお菓子が、いくつか並んでいるのを発見する。
オマケつきのお菓子と違って、当たりクジがついているだけのお菓子は、
値段が比較的、安いのが特徴。
しかも、もし当たれば、なにか景品がもらえたり、
もう一つ、同じ商品がもらえたりする。
うん、こっちを選ぶという手もあるな。
子供のころ、私がよく買っていたお菓子には、20円という
とても手ごろな価格のチョコレートで、しかも、その包装紙のところに
当たりクジのついている、というものがあった。
で、そのクジでなにが当たるのかというと、それはズバリ、お金!
当たった場合、包装紙のところには「10円」から、「200円」まで
の金額が実際に書いてあって、それを買ったお店に持っていくと、
その金額分、またお買い物ができたのだ。
もちろん、ほとんどの場合は「はずれ」なんだけど、ときには
運のいい友人が「200えん」と書いてあるのを当てたりして、
当時の私たちは、ドリームジャンボの一等を当てた大人だって
しないような、喜びと驚きの歓声をあげて、大騒ぎをしたりした。
翌日には、町中にそのウワサが広がって、その彼はヒーローになる。
その名も、「200えんの男」。
あ、あそこにいるアイツ、200えんを当てたらしいぞ!
ええっ!すげえ、200えんの男かよ!
・・・・・・ま、今思うと、それはどうなんだろう、と思うけど。
でも、日々、少ないお小遣いと、その使い道について頭を悩ませつづけている
子供にとって、「20円」が、「200えん」に化けるなんてことは、
とんでもなくサプライズな出来事だったのだ。
そんな私自身、お菓子のすごい「当たり」を経験したことがあって、
それは今でも忘れられない、辛い思い出となっているのだけど・・・・・・、
それはまた明日につづく。