シャッターチャンス。
夜、街を歩いているときは、ときどき不安になる。
帰宅する途中の帰り道、私の背中にかかったカバンには、
いつも、カメラが入っているからだ。
元々は、朝、仕事場へと向かう途中、太陽が昇ってくる瞬間を
いつも見ていたので、それを撮影しようと、カバンに入れて持って行くように
なったのがきっかけだった。
おかげで、私のカメラにはしばらくの間、大量の朝日の画像で溢れていた。
ふと、思いついて、帰り道、夜の街の風景を
撮影するようになったのは、それからしばらく経ってからのこと。
朝は時間に追われているので、ゆっくりとしていられなかったけど、
帰り道だったら、好きなだけ自分の時間を作ることもできた。
それでカメラを片手に、のんびりと深夜の街を歩いていたのだけど、
最近、これって、見る人から見たら、変質者と変わりないんじゃないか?
ということに気が付いた。
夏のような暖かい季節だったら、他にもたくさん人が出歩いているし、
そんな心配もなかったんだけど、今は深夜になると、
気温は零下まで下がって、人の姿もほとんど見かけることがない。
うーん、ヤバいなあ。
で、最近は、相変わらずカバンには入れているものの、
カメラを使うのは控えるようになっている。
でも、ときには、深夜の冬の街の景色のきれいさに、思わず
カメラを出してしまうこともあって、そんなときは、
「せめて、誰にも見つかりませんよう!」
と、やっぱり、ちょっと危ない人のような心境になっていたりする。
夜の空、なにが見える?
