激務と風邪。
この時期、仕事場の上司は全員に対して、必ず言う。
「いいか、ゼッタイに風邪だけはひくなよ!」
12月の初めから、みんなの新年の気分が終わる1月の中旬くらいまで、
私が働く仕事場は、年に1、2を争う忙しさになるからだ。
どれくらい忙しいかというと、人手が足りないということで雇った、
新人のパートが、初日の午後に気づいたら失踪していたくらい。
あとで連絡をとってみると、あまりに大変だったので、
とても自分はやっていけない、と思い、
みんなには黙って、こっそりと帰ったんだって。
「バ、バカヤロー!だったら、最初から来るなあーっ!」
と言いたかったけど、でも、どちらかといえば、
そのとき仕事場でそれを聞かされたみんなは、心の中で、
「ああ、いいなあ、マネしたいなぁ・・・・・・」
と思ったということは、一緒に働く私たちだけの秘密。
上司にはとても、言えないもんなあ。
といっても、冬という季節は、私たちのそんな事情とは
まったく関係なしに、風邪という不変な病をあちこちにと流行らせる。
どれだけ予防していても、風邪をひく人間は、ひくわけで・・・・・・・。
つまり、なにが言いたいかというと、
私だって、好きで、ひいたわけじゃないんだよぉっ!
ということなんだけど、さて。
仕事場にはこの思いを、どう電話で伝えるべきか、今から悩む私だった・・・・・・。
風邪て・・・・・・、うう、恐ろしいなあ・・・・・・。